facebook
一般社団法人 香川県建築士会
〒760-0018
香川県高松市天神前6-34 2F
Tel:087-833-5377
Fax:087-833-5394

建築士法第22条の2に基づく建築士定期講習

信頼できる建築士を探せるサイト 専攻建築士検索システム

CPD情報システム

監理技術者講習

既存住宅状況調査技術者情報

東讃支部

【東讃支部】青年部日帰り見学会『六甲アートの旅』参加報告|報告者・多田裕之

去る2012年10月28日、香川県建築士会青年部員4名で六甲界隈を訪れた。

メインの見学場所である「六甲ミーツ・アート芸術散歩2012」は野外の展示も多いため天候が心配であったが到着してみると六甲は濃霧&強風&時々雨!前後一週間の天気予報を見てもピンポイントとしか思えない悪天候からスタートした。
 
濃霧のせいで展望が真っ白になってしまった上に展望台は近くなのに霞んで遠くに見える始末。。
笑うしかない状況の中最初に訪れた「六甲枝垂れ」は展望が皆無であったにも関わらず、いや展望がなかったからこそ生じたのかもしれない「来場者ゼロ」の状況が幸いし非日常的なアートの空間にひたることができた。

2012_10_28_shidare.jpg
 
そしてお昼を過ぎたころから雨は上がり幻想的な霧の中をさ迷い歩くように六甲のアートに出会ってきた。
それはまるで白昼夢のようでもあり展示されているアート作品にも薄化粧を施していたかもしれない。
「アートを使っての既存施設の活性化」というのがこのイベントを見た印象だったが玉石混合の作品群の中、時間を忘れさせるような珠玉の作品に出会えたことは幸運であった。
また既存施設が思いのほか魅力的だったことも付け加えておきたい。
地力があるのに発信力が弱い施設群を紹介するという役割をしっかり果たしているイベントであった。

2012_10_28_art.jpg
 
次に訪れたのがフランク・ロイド・ライト設計による「ヨドコウ迎賓館」(旧山邑家住宅)
想像以上にタイトな玄関から体を建物に滑り込ませるとそこにはため息をつくしかないようなライト独自のディティールが散りばめられた空間が広がっていた。
ミース流のモダニズム建築に慣れた目にはそのライトの装飾は刺激的で現代建築における装飾の意味を考えさせられた。
カルロ・スカルパの建築もそうだが装飾は必ずしも罪悪ではない。
ただしやや大げさに言わせてもらえばそれは神に許された者の特権であるのかもしれない。
なぜライトが建築の世界で巨匠と呼ばれているのか、その訳の片鱗を垣間見ることができたような気がする。

2012_10_28_yodo.jpg
 
巨匠の余韻に浸りつつ折角だからということで安藤忠雄さんの名作「六甲の集合住宅」に向かった。
こちらはⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期ともプライベートな施設なので外観から眺めるしかなかったが機会があればぜひ中を見学してみたいと思わせる雰囲気を漂わせていた。

駆け足で巡った見学会だったが珍しい天候の中密度の高い建築ツアーとなった。
森井さん、河瀬さん長距離運転お疲れ様でした!

2012_10_28_shuugou.jpg

BACK

NEXT