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建築士会コラム

建築士の日 三井所名誉会長記念講演 「災害と建築士とすまい」

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◆日本建築士会連合会ホームページ
三井所名誉会長記念講演
テーマ「災害と建築士とすまい」
令和3年6月26日(土)10時から
YouTubeにて配信予定

建築士の日事業 | 公益社団法人 日本建築士会連合会 (kenchikushikai.or.jp)
 

役員リレーコラム「名僧空海から見えた工務店で働く心得及び建設業界」西讃支部青年部会長 田中 竜介

現在の香川県善通寺市で生まれたと言われる空海。香川県民であれば学生の頃から彼の功績を学んできたのではないでしょうか。そこで今回は、地元工務店で働く私に必要な姿勢及び今後の建設業界についての2点について、空海の生涯から学んだ事を述べていこうと思います。大人になった今、改めて彼の教えや行動を学び直すと新たに見えてくるものがありました。

小さな地元工務店で働く私が空海から学んだ仕事の対する姿勢

空海と聞くと真言宗の布教や書の達人などが思い浮かびませんか。それ以外にも彼は、唐への留学、修行、工事の指導・監督、寺院・学校の建立、書物の執筆…等、多岐に渡る功績があるのです。一見、様々なジャンルに見えますが、実は全てがたった1つのテーマに繋がっているのです。それは「人々を救う」こと。以上より、地元工務店で働く私にとって必要な3つの心構えが見えてきました。

まず1つ目は、仕事に対するテーマを明確にすること。なぜなら私が働く工務店では、社員数が少ないことから一人の人間に幅広い能力が求められます。現場ではフィジカル、事務所ではインスピレーションなど極端に違ったスキルが必要とされるわけです。そんな毎日を過ごしていると、ふと自分のしていることに不安を覚えてしまうことがあります。そんな迷いを持たないためにも、空海でいう「人々を救う」にあたる、私が仕事をする上でのテーマを明確に設定すべきだと気がつきました。

そして2つ目に、自分の能力を限定しないこと。私たちは、文系・理系など自分の得意分野や専門分野を絞りがちではありませんか。前述の通りマルチスキルが求められる私は特に、専門外だから…などと門前払いせず、何事にも興味関心を持ち続け、自らの能力を常に探していく事が大切だと思いました。それが新たな得意分野を見つけるきっかけとなり、一段上のパフォーマンスや結果に繋がるのだと思います。

最後に、心と体と知識、全てをバランスよく保つこと。もし空海に、体力が伴わなかったら知識や経験、行動力があっても修行に出ることはできなかったし、逆もまた然り。「健康管理は仕事のうち」とよく言われますが、身につけた知識や技術を最大限に発揮できないと考えると、その言葉の重みを改めて実感しました。

建設業界で働く私が空海から学んだ建設業界の活性化

空海は学んだことを多くの書に残しました。その中にこんな言葉があります。

意味:何事も興廃は必ず人の手、心の持ち方などの影響がある。そして向上するのも堕落するのも、その人の信ずる道によるのである。

昨今の建設業界は人気がない職業と言われているのは周知の事実です。それを挽回するのか、さらに低迷させてしまうのかは、現在業界に携わる我々が担っているのだと、この空海の言葉から気づかされました。

毎年ある時期になると、小学生がなりたい職業ランキングが発表されます。そこで近年注目を浴びるのがYoutuber。ではなぜYoutuberが人気を集めるのか。それは大人が楽しそうに活動している、スマホを開けばいつでも出会える身近な存在である、好きなことを仕事にしている、この3つがポイントだと考えました。

現在、小学生に建築関連の仕事を知ってもらう入り口としては、図工の時間を活用したり、ハウスメーカー等がイベントでタイルアートを開催することなどが思い当たります。しかし、どれも単発的ではないですか。そこでCADの使い方や自宅の白模型作成といった建設業に関わることを一貫して学べる、小学生向けの継続的なアーキテクチャー&デザイン講座といった習い事があれば面白いと思いました。

今、新たな習い事としてプログラミングを学ぶ小学生が増加しております。このように流行すれば、老若男女問わず興味を持ってもらうことができるのではないでしょうか。講師が毎回楽しそうに講座を開催し、毎週講師と出会え、建築に触れることができる。すると建築を好きになる確率が上がり、学んだことは仕事にも直結できる。先ほどのYoutuberが人気職業となる3つのポイントにも少なからず当てはまる部分はあるような気がします。

最後になりましたが、空海は和歌山県にあります高野山奥の院で現在も人々を救うため、瞑想していると言われています。きっと私たちのあらゆる悩みにヒントをくれるはずです。気軽に旅行ができるようになったらぜひ、空海の元を訪れてみたいものです。


役員リレーコラム「「明治大正時代のガラスを建築インテリアへ」 女性委員会副委員長 村上良枝

令和二年度より委員長を交代いただき、現在副委員長として委員会に残り委員の皆さんと共に運営活動を継続しています。また、女性委員会は令和二年度に30周年を迎え、記念誌の発刊を予定しています。皆様にはご理解ご協力いただき、またこれまでご尽力いただきました女性委員・女性会員の方々へも御礼申し上げます。引き続き今後ともよろしくお願い申し上げます。
 
2016年一度目の役員コラム執筆の時に、古い建築とあわせて古い工芸品や古道具が好きで特に明治・大正時代頃の和ガラスを集めている事を書きました。私は、担当物件の中でそれらの100歳を超える和ガラスたちの活用を続けています。今回は、活用例を幾つか紹介させていただきます。


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初夏五月のテーブルコーディネーション。明治時代の八割り大皿・小皿・ぼんぼん入れ、戦前の梅型ゼリーガラス器、明治の松竹と千鳥柄の漆皿に盛り付け。大正のワイングラス・リキュールグラス、オイルランプ・ディキャンタ。昭和初期のガラス蹴りを箸置きに。大正頃の着物古布をテーブルクロスに縫い直し、波千鳥柄の着物の染型を壁装に。装花は牡丹・紫陽花・利休草。(2020年テーブルウェアフェステバル入選・東京ドーム展示作品)


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和カフェへ。真壁漆喰、寒水石研ぎ出しカウンター・ひふみ石たたき土間を計画し、木箱の中で藁に包まれて残っていた大正時代の小型の吊り灯具3個をメインテーブル席の上へ。灯具は四角柱型で下部は四角錐型。壁へ鶴首ブラケット。


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カーディラーショールームへ。戦前頃のアンティーク大型金庫・同時代の車ポスターとあわせ大正時代の丸段々型の吊り灯具。古材を活用し製作したオープンキッチン対面棚の背面へ既存建物につけられていた戦前頃のチェッカーガラスを活用。


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和室入り口へ。水と緑のキーワードを盛り込んで欲しいとご要望があり、和室前に垂れ壁をもうけて入口サインに大正時代の波千鳥柄の吊り灯篭。千鳥柄は、家内安全・子孫繫栄・目標達成の意。とても好きな伝統柄のひとつで、人気柄でもあります。



明治・大正時代のガラス食器やガラス灯具たちが100年を超えて、店舗や住宅の建築インテリアにまた生きています。新品でなくリメイク手間がかかる為に価格も高い灯具たちですが、ご理解くださるお施主様にとても感謝です。この活用を今後も続け、ひとつでも多く次の時代に残していければと考えています。眠っているや建て替えで活用できず捨てるだけになってしまうというガラスや古道具がありましたら、活用させていただきたいと思います。ご一報ください。


役員リレーコラム「旅」 高松支部青年部会 部会長 兼近 賢

有吉弘行は、歯に衣着せぬ毒舌トークが持ち味であり、近年ではテレビでは見ない日はないほどの人気タレントである。

私が中学生だった当時、彼は猿岩石というコンビで『進め!電波少年』というテレビ番組のユーラシア大陸をヒッチハイクで横断するという企画をやってのけた。とても過酷な旅であったと思われるが、駆け出しの若手芸人であった彼らが、旅の中でみせる一喜一憂する姿を毎週、楽しく愉快な気持ちで視聴していた。
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そんな彼らにどこか憧れ、影響を受けた私は、建築を見たいというよりは旅をしてみたいという動機で、大学2年の春休みを使い、バックパッカーとしてヨーロッパを訪れた。
旅先の宿の多くはユースホステルを選んだ。安い上に一緒になった宿泊者と夕食を共にしたり、次の目的地の情報をもらえたりする貴重な場所だったからだ。中には意気投合し、2・3日の間行動を共にした人もいた。

現地での交通手段は主に列車、時々バスや船も利用。一つの都市につき1日~3日滞在し、移動を繰り返すというハイペースで、帰国する頃には10カ国を旅していた。
初めての海外旅行で、英語も話せない私が無事に旅を終えることができたのは、多くの人に出会い、助けてもらえたことに尽きる。とても大きな経験をさせてもらったと思う。
 
建築士会に入会してからは、TTC・青年委員会・高松支部青年部会の研修旅行を担当させてもらってきた。担当になると一人旅とは違い、参加者のお金を預かり、安全に旅行を進める責任もあるが、自分の行きたいコースに寄せて企画できる特典もある。
 
前述したとおり、私は英語が喋れるわけでもなく、スマホの扱いに長けているわけでもない、そのせいで予定の時間に遅れそうになることもあり、参加者にはしばしば全力疾走が強いられる。それでも長い時には1週間程の休みを作り、楽しみに参加してくれる仲間の存在はとてもありがたい。自由な一人旅も好きだが、行った場所・時間・思い出を共有できる皆で行く旅もまた良い。
 
現在はコロナウィルスの影響で海外への移動が難しい日々が続いている。少しでも早く以前のように旅ができる世界に戻ることを願う。

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役員リレーコラム「コロナ禍の過ごし方」高松支部理事 浜 圭司

このコロナ禍の中、皆様いかがお過ごしでしょうか。もともと私は引きこもり体質のため、お酒さえあればどこに居ようと問題ないのですが、以前のように飲みに出ることが無くなり、より一層引きこもってやっていることでも紹介しようと思います。

まず、恥ずかしながら私は一級建築士の製図の試験を5回受験しました。当時は学科が合格すると2回まで製図の試験が受けられたので、学科は3回合格したことになります。当時の学科の勉強法は試験前にとにかく詰め込み。5択問題を正解することだけを目標として、問題にわからない言葉があっても、わからないまま覚えておくという勉強で、試験が終われば1ヶ月ほどできれいさっぱり忘れてしまっていました。

特に施工は出てくる工法など、弊社ではやったことの無いようなことがいくつも出てきますし、そもそもほとんど現場に出てないので、参考書で見てもわからないことばかり。

アースドリル工法はケリーバを杭心に合わせ表層ケーシングの建込み予定深度まで掘削し・・・底ざらいバケットで一次孔底処理を行い沈殿物がある場合二次孔底処理を行いトレミーでコンクリートを打ち込み・・。

試験用で言葉だけは覚えるのですが全くわかりません。また、一応図解があるのですが、大抵絵が下手くそで実物を知らない私が見ても余計わからなくなってきます。そこで現代の文明の利器「YouTube」。検索してみると実際の工事中の動画で説明してくれます。百聞は一見にしかず。何度も参考書で言葉だけ覚えていたことが一発で入ってきました。しかもタダで。

こんな素晴らしいものが出来たなら、私ももう一度勉強をし直してエセ一級建築士を卒業しようと思いましたが、この文明の利器は勉強以外に色々と誘惑してくるのです。気がついたら魚の裁き方やら、化粧をして別人のようになっているのやら、ここではとても書けないような・・・・。全く建築に関係ないものを見ていました。

建築についてはこれを読んでくれている専門家の方にお任せして、私はこのままひたすらお酒を飲みながら何の役にも立たない動画を見て引きこもろうと思います。
 

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