facebook
一般社団法人 香川県建築士会
〒760-0018
香川県高松市天神前6-34 2F
Tel:087-833-5377
Fax:087-833-5394

建築士法第22条の2に基づく建築士定期講習

信頼できる建築士を探せるサイト 専攻建築士検索システム

CPD情報システム

監理技術者講習

既存住宅状況調査技術者情報

建築士会コラム

役員リレーコラム「私の先生-My teacher」高松支部理事 井藁実香

役員リレーコラム「私の先生-My teacher」
高松支部 理事 井藁 実香

 
「私の趣味は旅行です。海外旅行です。世界中の建築を見に行くことが夢です。」私は趣味を聞かれると、カッコイイので、こう答えるように決めています。
ただし私の英語能力は中学生以下。今でいう小学生以下です。なので、海外に行くと「Hello!  Thank you Yes. No.」くらいで後は困った顔をして日本語で話し続けるというのがお決まりのパターンでした。そしていつもツアー旅行を選んでいたので、そもそも困ることはなかったのです。でもこのままでは夢を叶えられない。「英語を話せたらな。」ずっと思っていました。

きっかけは建築士会の研修旅行でした。今回の旅は特別で、英語が話せたらもっと色々なことが知れたのではないか。親切にしてくれた人に自分の言葉でお礼を言えたのに。そして話せることはカッコイイ!と帰国してから本気で思う旅になりました。よし、英語習おう!そう心に決めました。

そう考えていると突然チャンスがやってきました。会社で英語塾ができたのです。その名も『DOCO?塾』しかも、無料!なんてラッキーなの。さっそく参加しました。
塾当日ワクワクして参加しました。そして私は先生と出逢ったのです。先生の名は「Mr.HATA」、何十年も色々な国でお仕事をされてきた方でした。授業中は役職関係なくみんな名前で呼び合います。私は「MIKA」これがマナーなのです。

一通り自己紹介が終わり、いきなり、先生「道を聞いてみて。」私「え?話す?何を?私、英語話せない。」先生「黙らず何か発しなさい。」「今、旅行中だとして、困っていても黙っていたら誰も助けてくれないよ。何か話しなさい。」そうだけど… ぇえ!聞く? 一言もでてこない。。。恐怖。。。タダより高いものはない。。。こうして毎週月曜日恐怖のDOCO?塾は始まりました。

それから、2年ほど経ちましたが私は残念ながら少しは聞き取りができる程度です。ただ、ひたすら英語で話しかけられても動じないという根性だけはつきました。先生は相変わらずのスパルタで、「MIKA!考えなさい!」「MIKA!努力しなさい!」「今、世界で何が起こっているのか知りなさい!」と毎週

役員リレーコラム「選択できる時代」中讃支部理事 綾 崇平

コロナ渦の中、外出自粛に伴い自宅で過ごす時間が増えています。皆さんもこの機会に色々な事を始めたり、昔の趣味を再開したりしたのではないでしょうか。私も自宅で出来る事はないかと考えていたところ、気が付けばyoutubeを食い入るように見ていました。

最初は軽い気持ちで趣味のゴルフレッスン動画を見ていましたが、余りにも動画数が多く、プロゴルファーや元プロゴルファー、レッスンプロのほか、聞いたこともない一般人も動画をアップしていて、その中身も三者三様で驚きました。

思い返せば私がゴルフを始めた30年前は腰を回せ、インサイドから振れ、ダウンプローに打てと教わってきました。もちろん今でもそう教えている動画はたくさんあります。しかし中には肩を回すな、腰を回すな、アッパーに打て、など真逆の理論のものが増えてきています。私はそれらの動画を見ていったいどれが正しくて、どれが間違いなのかを少し考えてみました。そして自分なりに色々調べてみた結果、ゴルフスイングにも和式と洋式があるのです。昔は日本人といえば小柄でパワーが無く、日本人に合うようにスイングは作られてきました。それが道具の進化とともに体格も変化してきたことで、スイングそのものも進化してきました。ただ、それは洋式とは少し異なるようです。

今回、自分なりにたどり着いた結論としてゴルフスイング1つとっても正解などないということです。自分にどのスイング理論が合っているのか、また信じられるのかは自分で決めればいいのです。それぞれ体格も違い、筋力も違う中で個人の個性を活かせるものを選択することが適切なのではないでしょうか。

ゴルフレッスン動画以外もたくさん見ました。政治的なものから経済的なものなど、そのほとんどはテレビや新聞などでは取り上げられることのない情報で溢れていました。ただそういったこともあり、どれもが大変興味深く、また新鮮でおもしろく感じました。

現在、ネットやSNSなどから数多くの情報が自由に得られます。その中で一体何が正しいのか、また何が自分にとって必要なのかを自分自身で考えることが大切なのだと思います。テレビや新聞など一般的に目にする媒体とネットなどの情報の違いは、公と私の違いであり、ネットなどの情報は不特定の人へ自分の思いをそのままに表現していることです。優しい表現で包んだりせず、周りの反応がこうなるだろうということを考えずに言葉にしている様に見受けられます。匿名性の高いネット上の情報というのは、信ぴょう性に欠けるものも多く、自分自身で判断しなければなりません。時に人の命をも奪ってしまうような情報も平然と流れています。

最近では、コロナの影響でたくさんの情報がメディアをはじめネット上に氾濫したのは記憶に新しいことと思います。それらの情報を信じた人たちでマスクや消毒液などの買い占めが起こり、本当に必要とする医療従事者や高齢者に行き届かない事態が発生しました。情報の中には、誤った情報や知りたくない情報などがたくさんあります。それらを目にすることもあると思いますが、その時に自分の中で取捨選択する力が必要なのだと思います。

ゴルフレッスンの動画のときにも話しましたが、多くの情報の中に正解というものはなくて、どの情報を自分が選択して仕事なり生活に当てはめていくかを決める時代なのだと思います。答え合わせは必要ではなく、それぞれが持っている答えを探すことが大事なのだと感じています。

古い時代の偏った情報を鵜呑みにしていた時より、自分で選択できる新しい時代の方がいい事だと思いますが。

役員リレーコラム「松無古今色(再・再)」西讃支部 支部長 藤田 薫

私の座右の銘のひとつです。20代前半、大学生のときにバックパッカーとして、韓国オンドル・サーベイ旅行に出かけたとき、宿泊したユースホテルで、この言葉の書かれた掛け軸に出会いました。松無古今色、竹有上下節「松に古今の色なく、竹に上下の節あり」という対句だそうです。松は常緑樹で常に青々としてその色を変えない。竹もまた青々としているが、これには上下の節があるという。これは松と竹、無と有、古今と上下を対比させた修辞を得た佳句であるそうです。『色が変わらないと言うことは一味平等を意味する。竹の上下の節とは親しき仲間であっても上下の差があり、そこには自ずから礼節がある。お互いに平等でありながら、上下の区別歴然、区別歴然でありながら一味平等である』と言うことだそうです。大変味わいのある言葉で再度深い感銘を受けました。――2007年の建築士会リレーコラムに寄稿した一部です。(2007年寄稿「松無古今色」)

変化する社会に対峙して、求められることも当然変化します。『本来のデザインとは、「社会を変えていく力」「生活を豊かに変えていく力」。デザインとは、問題解決と目標達成のプロセスにほかありません。』一人ひとりが、生活者としてどれくらいの発想力を持っているか。それが、商品やサービスにどう反映されるか。どれくらい楽しく生活しようと思っているかが個々に問われる時代に入っているのです。 物事にはいろんな文脈・コンテキストがあります。まちづくりも、建築も然り、意味があり、文脈があります。そもそもの意味・本質を考えながらこれからもいろんなことにかかわっていきたいと思っています。建築と、その仕事の未来は変わる。日々、感謝! 日々、精進!2016年の建築士会リレーコラムに寄稿した一部です。(2016年寄稿「松無古今色(再)」)

再再。2016年夏に建築家中村好文団長とともに韓国建築の旅の機会を得て再訪しました。団長とアルマイトコップで飲み交わしたマッコリと料理研究家 崔智恩さんコーディネートの地元料理店の食事は最高でした。司馬遼太郎著「街道をゆく 韓のくに紀行」を事前に読了というのが参加条件でした。その時に宿泊した施設に、ダムで水没する村ごと移築した伝統韓屋群がありました。その空間の中で、伝統音楽を聴く機会がありました。ホテルや旅館では体験できない「コト」や「トキ」でした。

街をデザインする。社会をデザインする。仕組みをデザインする。などデザインという言葉は名詞・形容詞から動詞へと変わりつつあります。料理界はデジタルな分子料理から、いかにもアナログな「発酵」へと大きな揺り戻しが起きています。これは料理界だけではなく、デジタルに傾きすぎたものを原点回帰しようとする流れで、人間力を探る、本能の表れでもあるといわれています。

そんな中で、2018年末に社会起業家との出会いがあり、地域の景色や風土自体を価値化し、地域人材のリソース活用した新雇用形態を生み出したり、地域の連携事業開発として、地元とその他の企業が集まり、現在、宿泊施設建設にかかわっています。コロナ架、ウイズコロナの時代ですが、大きな軸足は変更せずブラッシュアップしているところです。

関係人口、交流人口、移住や、新しい時代ニーズに応えるべく日々感謝し、精進していきたいです。また、2015年には、季節を感じつつ、豊かで素敵な暮らしを提案・発信する「暮らしの森」を三豊市で始めました。衣食住をシンプルに楽しんでもらいたい、そして、暮らしの森が拠点となりコミュニティが活発になること・若い人の集いの場になって欲しいという思いも込められています。

健康な暮らしができ、
四季を感じ家族を育み、
家で過ごす日常が心豊かでありますように
一隅を照らす想いで活動
「コト」「トキ」を楽しむこと


これからも、まちを元気にすることに寄り添っていきたいと思っています。
kurasi1.jpg
暮らしの森 外観

kurasi2.jpg
暮らしの森 ギャラリー SO-KO

kurasi3.jpg
暮らしの森 内観

kurasi4.jpg
暮らしの森 やぎのかなちゃん





役員リレーコラム「新型コロナウィルスを経験して」中讃支部青年部会長 川西将司

新型コロナウィルスを経験して

~経済への影響~

昨今の新型コロナの影響により、建築士会でも活動自粛の為に例年行われていた活動ができない状況が続いております。この記事が掲載される頃がどのような状況になっているかも読めないくらいに日々目まぐるしく情勢が変化しております。

6月に入り感染者数も減少傾向になっているものの一部の地域では少数のクラスターが発生していたりと、まだまだ気を緩められない状況は今後も続くのだろうと予想しております。

今回の新型コロナ流行によって全国的に経済的なダメージは凄まじく、特に人の動きが大前提のサービス業・観光業関係では深刻なものとなっています。ここ香川でも古くから観光地として有名な金毘羅さん、近年インスタ映えになっている父母ヶ浜、オープンしたばかりの四国水族館など、本来であれば県外からの観光客を積極的に呼び込み大いに賑わっているはずであったのが非常に残念でなりません。今の時代、いかに人の動きが経済に直結していたのかがよく分かります。

 

~新しい生活様式~

まだワクチンや適切な治療薬が開発されていない現段階で、この感染症に対する予防策としては「3密を避ける」「手洗・うがい・消毒」「マスクの着用」などがあげられます。

手洗・うがい・消毒・マスクなどは毎年流行しているインフルエンザ対策として比較的習慣化されていましたが、今回「3密」という新たなキーワードが普及したことにより、世の中ではオンライン会議やテレワークなど、既に取り入れられている企業様もおられるとは思いますが、多くの企業では新たな取り組みとして注目を浴びたのではないでしょうか。

私の勤める会社でも、実際にテレワークを実施した社員もおります。現在は状況も以前より落ち着いたため通常勤務に復帰していますが、実際に実施してみて分かるメリット・デメリットもあるようです。

メリットとしては、
①3密回避による心理的な安心感。
②自由な時間設定による精神的なストレスの軽減。
③家事・育児との両立が可能。

デメリットとしては、
①専用ソフト、複合機が無いなどの設備的なハードル。
ON/OFFの切り替えが曖昧になる。
③子供の世話で仕事に集中できないことがある。

家庭の環境によっては他にも様々な意見が考えられますが、代表的なところで言えばこのようなことが言えるでしょう。ハード面でのデメリットは費用の問題もあり、直ぐには準備できないこともあるかもしれませんが、裏返せばデメリットに対して適切な対策をとることができればデスクワークが主な業務の職種ではテレワークも有効な手段と言えるでしょう。

この他にも、社内的には新型コロナ対策として不要不急の会議の削減を実施していますが、書類の回覧で済ますことなどで業務効率化にも繋がっています。

これまで当たり前に行っていた習慣を見直す良い機会になったのではないかと思います。

 

~日常に感謝~

メディアでは暗いニュースが取り上げられることが多いですが、良いニュースも少なからずあります。

人間の活動が減少することで、海外のある地域では大気汚染が改善されたり、ベネチアでは運河の水質が改善されたという話も聞きます。人間の活動がいかに地球環境に影響を与えているのかがよく分かります。

また環境だけでなく、外出自粛の影響によって普段家族と接する時間が少ないという方もじっくり向き合ってコミュニケーションがとれたのではないでしょうか。

世界的に甚大な被害をもたらしている中で楽観的な意見に聞こえるかもしれませんが、今回のコロナは私たちが普段当たり前に過ごしていた日常は、いかに快適で幸せな環境であったのかを気づかせてくれる良いきっかけになったのだと感じました。

一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

役員リレーコラム「最近思うこと」女性委員長 都留悠菜

最近、コロナウイルス感染拡大による社会情勢や外出自粛のせいか、もともとの性格のせいかネガティブに考えることが多い。できればポジティブな思考でありたいと思っているが、なかなかそうもいかない。

ポジティブモンスターという言葉をご存じだろうか。
私が最初に耳にしたのは何年か前に大流行したドラマだった。そのドラマの中にポジティブモンスターというあだ名を付けられた登場人物がいた。ポジティブモンスターとは、全てを自分の都合が良いように解釈し落ち込まない人のことだそうだ。最近ネットニュースで見かけ、前職でお世話になった先輩との出来事を思い出した。

ある日のこと、スタッフルームに入ってきた先輩が「またやってしまった・・・」と言うので視線をやると、先輩のトートバッグの底が茶色く濡れていた。トートバッグに入れていたノートや財布、大事な書類までカフェオレまみれになっていた。先輩はカフェオレが好きでよく飲んでいた。スーパーやコンビニで売っているストローを挿して飲むタイプのものだ。手が滑って落としてしまったのか、もしくは穴が開いてしまったのか、何かしらの不慮の事故かと思っていると事故ではなかった。ストローを挿して一口飲んだカフェオレをトートバッグの中に入れていたのだ。犯人は先輩だった。

バッグの中は荷物が一杯に入っているわけでも底が固いわけでもなく、カフェオレを固定できるような状態ではなかった。そんな不安定な所にストローを挿して一口飲んだカフェオレを入れたのだ。

しかも今回が初めてではなかった。何度も同じようにトートバックの中にカフェオレをぶちまけている。私には何かの呪いにでもかかっているように見えた。先輩は慣れた手つきでノートや財布、大事な書類を拭いていた。

なぜ一度だけでなく何度も同じことをしてしまうのだろうか。学習能力はないのだろうか。先輩には失礼だが「この人はあほなのか・・・いいや違う。おっちょこちょいなだけだ。」と私は自分に言い聞かせながら後片付けを手伝った。

ふとある仮説がよぎった。もしかすると先輩はカフェオレチャレンジなるものをしているのかもしれない。ストローを挿して一口飲んだカフェオレと大事なものを、中身がスカスカで底が不安定なトートバッグに入れて、その日一日濡らさなければ願いが叶うというようなチャレンジをしているのかもしれない。

すると、「あー!書類がカフェオレまみれになって最悪だけど、その分良いことあるわー!あとは良いことだけ!良かったー!」と先輩が笑顔で言った。

私の仮説は外れた。理解不能で目が点になった。

「人生楽ありゃ苦もあるさ」という歌もあるが、今の状況はちょっと違う。いいや大きく違う。先輩は自ら悪い出来事を作ったにも関わらず、このあと良いことが起こると信じている。「やはり先輩はあほ・・・いいやポジティブだ!ポジティブすぎるだけだ!」と私は自分に言い聞かせた。その頃はポジティブモンスターという言葉を知らなかった。過去に戻れるならあの時の私に教えてあげたい。

人は未知なものに出会うと分からない怖さからモンスターと感じるのだと思う。私にとって先輩はまさに理解不能なモンスターだった。先輩をバカにしているように思われるかもしれないが、私は先輩が大好きだし尊敬している。仕事だけの関係でなく休みの日も遊んでもらった。周りの人だけでなく自分も大切にするということを教えてもらった。私にはない考えを持っている先輩から本当にたくさんの事を学ばせてもらった。

今でもポジティブと聞くと先輩を思い出す。どうしてもネガティブなことしか考えられないとき、先輩だったらどう考えるのだろうと思うときもある。

コロナ禍の中で日々当たり前だったことが当たり前ではなくなった。今は普通なことがコロナ終息後には普通ではなくなっているかもしれない。先が見えないことに不安を感じ、ネガティブになることもあるが、今を大事に、物事を少しでもポジティブに考えられたらと思う。

最近の記事
最近の記事