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建築士会コラム

役員リレーコラム「コロナ禍で思うこと」女性委員会 蒲生亜季

全国的にコロナウイルスの感染が拡大し、香川県でも感染者が増加しつつあります。コロナウイルスワクチンも65歳以下の接種が始まりましたが、まだまだ終息が見えそうにありませんが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

1年と5か月の間に、こんなにも生活が変わった事はありませんでした。計画していたイベントが中止や延期になるのが想定内になることが普通に感じてしまうようになりました。私は友達と集まって楽しくお喋りしながらお酒を飲むことが好きだったのですが、友達を気軽に誘って遊べない、仲間と集まれない、マスクとアルコール消毒が欠かせない日々となりました。

その中でも “旅” 旅行へ行けなくなったことは私にとって大打撃でした。我が家では年1回は旅行へ、2・3ヶ月に1回は近県へ遊びに行ってました。好きなアーティストのコンサートへ行くとか、温泉に入りに行くとか、おいしいものを食べに行くとか。今はその様なことが出来なくなり、行きたいところが増えて、どこか遠くへ行きたい欲が増えに増えてます。体もアウトドア派からインドア派になりつつあるので、危険を感じ、エクササイズゲームを最近購入しました。そういう方も少なからず居ると思います。
 
さて、女性委員会では現在、全国に紹介したい和の空間をもつ建築を推薦し連合会のHPから発信する“魅力ある和の空間ガイドブック”に掲載する建物を調査・情報収集をして報告書を作成しています。

2年前に報告書を作成しガイドブックに掲載した“香露軒”。大正期に建てられた料亭で、現在はゲストハウスとして利用できる施設となってます。タイムスリップしたかのような古き良き空間の中で宿泊できる建物です。

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また同じ町内にある“合田邸”は豪華で贅沢な細工がされている大正から昭和初期に建てられた建築物です。どちらも金毘羅街道の玄関口だった多度津町にあります。今もその姿をそのままに残している建物や街並みが見られる多度津町は、のんびりとした時間の中で過ごしたい場所です。
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このガイドブックは日本建築士会連合会女性委員会活動のページに掲載されています。全国の女性委員会の方々がその建物の魅力を分かりやすく紹介しています。ぜひご覧になってください。
(魅力ある和の空間ガイドブックWEB版 | 公益社団法人 日本建築士会連合会)
https://www.kenchikushikai.or.jp/torikumi/jyosei-iinkai/guidebook.html


建物の名前は聞いたことがあっても、詳しい概要などは全くの無知な私でしたので、このガイドブックを参考にコロナが終息したら実際に見に行ってみたいなぁと旅行の一つの目的地として妄想計画しております。

コロナで子供たちも我慢をたくさんしたと思います。入学式、運動会、遠足、修学旅行、音楽祭や卒業式。計画していたイベントが虚しくも中止、自粛を余儀なくされました。そんな中でも元気にいつも通りの笑顔を見せてくれる子供に元気をもらいました。
東京五輪開催に関して賛否両論ありましたが、問題はありつつも東京オリンピックは閉会し、たくさんの感動を観させていただきました。今度は東京パラリンピック!地元選手も3名出場されます。その中でもカヌーに出場する今井選手に注目しています。Fight今井選手!
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最後になりますが、コロナ関連の同じニュースが繰り返されるのかと思うと塞ぎがちになりますが、常に明るく笑顔でいれば、必ず良い事があるのではないかと日々思いながら仕事をしています。コロナに負けずに、妄想旅行計画でもたてながら、子供の笑顔を糧に過ごして参りたいと思います。

役員リレーコラム「島の日常」小豆島支部青年部会長 真砂伸康

高齢者へのワクチン接種のみならず、若年層へのワクチン接種も少なからず進展している中、ようやくコロナ渦から抜け出す光が見えてきました。

私は生まれも育ちも小豆島、高校卒業後、大工修行のため一度は島を離れましたが、その後島に戻り、父と一緒に工務店を営んでいます。小豆島と言えば、オリーブ、素麺、醤油などの特産品、寒霞渓やエンジェルロードといった観光地が有名ですが、島に暮らす私たちにとって船は欠かせないものです。小豆島には、港が5つあり、高松、岡山、兵庫県の姫路、神戸三宮とそれぞれ乗船時間は違いますが、中四国のみならず関西方面にも便利に気軽に出かけることができます。

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私も幼い頃は船に乗って出かける事が楽しみであり、「船に乗りたい」と、よく遊びに連れていって欲しいと父にせがんでいました。船に乗ると、船の上の展望デッキに上がり、走り回ったり、手すりにつかまって景色を眺めたり、船が海をかき分けて出来る白い泡をジーッと見つめていたものです。まさに今2歳になる息子が同じで、船に乗るたびに嬉しそうに窓から沖を走る船を見つけては「ふーね」とテンションが上がっています。しかし、幼い頃は楽しみだった船の時間も、成長するにつれて段々と長く感じられるようになり、「島に橋がかかっていたら、すぐに高松に行けるのになぁ」などと考えるようになりました。

実家の工務店を手伝うようになり、建築士会をはじめとしたさまざまな会に参加させていただくご縁をいただきました。そのご縁のなかで、建築の関係のとある団体様から、小豆島で日帰りバーベキューをしたいというお話をいただき、100名以上のみなさんに来ていただいたことがあります。その会のなかで、「わざわざ小豆島まで来ていただきありがとうございます!」と挨拶させていただくと、「普段船に乗る機会もないし、子どもたちも楽しそうしていて小旅行の気分ですよ。」と大変喜んでいただいたのが印象的でした。船に乗るだけで観光している気分になるなんて、船に乗って出かけることがあたりまえになっている島の人間にはない感覚です。そこで、私からみなさんにちょこっとアドバイスを!

船での移動において大事なことは、島に行く際にあらかじめ帰りの船の時刻も決めておくことです。電車のように15分後に次の便があるわけでもなく、1便逃すと次の船まで1時間以上待ったりすることもあります。行きの切符を買う際に、往復切符を購入すると少々割引を受けられることもあります。また、船の出発時間ギリギリまで小豆島を堪能していただきたいところですが、地元の小中学生のスポーツ少年団や部活動の団体と一緒なると、満席で座るところがないということもよくあります。特に来年は3年に一度の瀬戸内国際芸術祭が開かれる予定ですので、早めの乗船をお勧めます。

ほとんどのフェリーの売店では、うどんが売られており、フェリーごとに種類や味も違い、美味しいです。普段うどんを食べなれている高松のみなさんからすると、少々お高いかもしれませんが、ぜひ島の名物としてお楽しみいただけたらと思います。今は、携帯でYouTubeを見たり、ゲームをしたり時間を潰す方法はいくらでもありますが、たまには日常を忘れて海を眺める船の時間いいものだなと思い直してきた今日このごろです。

いつのことになるかは分かりませんが、コロナも落ち着き、自由に旅行に行けるようになった日には、海外旅行や国内の有名な観光地もいいですが、ぜひ船に揺られて身近な小旅行を楽しみに小豆島にいらしてくださいね。

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役員リレーコラム「猫と共に暮らす家」 TTC部長 篠池 紗矢香

 昨今、ペットと暮らす家庭が増えてきました。そんな人達にとってペットは家族同然の大切な存在です。家を建てるなら、彼らにも優しい家を…と考える人も多いと思います。なので、今回は実際にペットを飼っている私目線でこんな家ならば、ペットにも優しいのではないかと言う家をご紹介致します。

 ちなみに私の家では、現在犬が一匹、猫が二匹います。猫は室内で飼っているのですが、犬は土間で飼っています。今回は、猫の話をしたいと思います。

 猫を飼う際には、よく“キャットウォーク”や“キャットタワー”も設けるのが良いとされています。また、狭い空間が好きな猫の為に、リビングの隅に彼らが籠れる空間を作ったり、トイレは匂いが籠らない様、換気が出来る場所、洗面所やベランダに設けるのが良いとされています。ここまでは皆さんもよく聞くと思います。

 でも私は、それ以上にこれが一番重要では無いかと思います。それは、入ってはいけない場所を明確に作る事です。

 基本的に、家猫は家の中であればどこへでも行きます。各個人の部屋は勿論、トイレや洗面所、収納の中に入る事もあります。猫を飼っている方はこういった場所に誤って閉じ込めてしまった、また入ってしまってそこから出てこない。なんて経験があるのでは無いでしょうか。また刃物や火を使う台所。料理中で火や刃物を使っていても、猫達には関係ありません。構ってほしい彼らは足元にすり寄って来たり、調理中の台の上に登ってしまう事もあります。料理をしていない場合は良いかもしれませんが、流石に調理中は危険です。

 そんな場所に入らないようにするため、また最初に上げた要望を叶える為、私のおススメは猫好きに話題の「猫部屋」です。

 広さはほんの2畳~3畳ほど。そこに、最初に上げたキャットウォーク等を設け、トイレや、ご飯等、猫達に必要な物を置いておけば、万事解決です。常に家に居る事が出来ない方でも、お部屋に入っていれば、安心ですし、家の中で粗相をする事もありません。勿論その部屋は猫のためのお部屋なので、内装は猫仕様。床はフローリングもいいですが、たまにキャットウォークなどから降りてきた子が勢い余って滑る事があります。なので、掃除しやすく滑りにくい、ビニル床等もオススメです。その際一部、床にはタイル等、夏に冷たくなる場所を設けてあげるもの良いと思います。壁もクロスで問題はありませんが、壁を使って爪を研いだりする事や粗相をして汚れたりする事もあるので、壁の途中に仕切りを設けて、上下で分けるのをオススメします。猫部屋につける収納ですが、引違い戸にしたら、開けてしまう子もいます。ちなみにうちの子は開けました。ご飯等も入る場所なのでしっかりと閉まる片開きドアがおススメです。

 そして、部屋自体は、日当たりのいい場所に設け、窓は高い場所に換気用が一つと、猫達が日向ぼっこ出来るように、大きめの窓(窓台は猫が丸く成れるように大きめに)を設けてはいかがでしょう。そして、自分たちが家に帰ってきたら、部屋から出してリビング等で一緒に過ごしてはいかがでしょうか?

 以上が、10年以上猫と共に暮らしてきた私が考える「猫と共に暮らす家」のおススメです。勿論家に対する考え方は、飼っている方一人一人にあると思いますので、これはほんの一例です。すでに飼っている方が家を作るなら、その子の性格にあった家を、これから家族になる方は、飼っている方の話を聞いて、一番これが良いのではないかと思うものを作って行けば良いと思います。新しく家族になった子の性格に合わせて臨機応変に対応出来る家っていうのも面白いですね。

 今の時点で私はこれが最良では?…とは思っていますが、これが正解・・・という事はないと思っています。なので、これからも猫達と暮らしながら、彼らの行動を見て、彼らにとってどんな家が良いのか考えていくのも、面白いと思うので、これからも考えて行きたいと思います。


建築士の日 三井所名誉会長記念講演 「災害と建築士とすまい」

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「建築士の日」記念事業

日本建築士会連合会名誉会長
三井所清典氏 記念講演
テーマ「災害と建築士とすまい」
令和3年6月26日(土)10時から
YouTubeにて配信予定

◆日本建築士会連合会ホームページ
建築士の日事業 | 公益社団法人 日本建築士会連合会 (kenchikushikai.or.jp)
 
7月1日は「建築士の日」です。

役員リレーコラム「名僧空海から見えた工務店で働く心得及び建設業界」西讃支部青年部会長 田中 竜介

現在の香川県善通寺市で生まれたと言われる空海。香川県民であれば学生の頃から彼の功績を学んできたのではないでしょうか。そこで今回は、地元工務店で働く私に必要な姿勢及び今後の建設業界についての2点について、空海の生涯から学んだ事を述べていこうと思います。大人になった今、改めて彼の教えや行動を学び直すと新たに見えてくるものがありました。

小さな地元工務店で働く私が空海から学んだ仕事の対する姿勢

空海と聞くと真言宗の布教や書の達人などが思い浮かびませんか。それ以外にも彼は、唐への留学、修行、工事の指導・監督、寺院・学校の建立、書物の執筆…等、多岐に渡る功績があるのです。一見、様々なジャンルに見えますが、実は全てがたった1つのテーマに繋がっているのです。それは「人々を救う」こと。以上より、地元工務店で働く私にとって必要な3つの心構えが見えてきました。

まず1つ目は、仕事に対するテーマを明確にすること。なぜなら私が働く工務店では、社員数が少ないことから一人の人間に幅広い能力が求められます。現場ではフィジカル、事務所ではインスピレーションなど極端に違ったスキルが必要とされるわけです。そんな毎日を過ごしていると、ふと自分のしていることに不安を覚えてしまうことがあります。そんな迷いを持たないためにも、空海でいう「人々を救う」にあたる、私が仕事をする上でのテーマを明確に設定すべきだと気がつきました。

そして2つ目に、自分の能力を限定しないこと。私たちは、文系・理系など自分の得意分野や専門分野を絞りがちではありませんか。前述の通りマルチスキルが求められる私は特に、専門外だから…などと門前払いせず、何事にも興味関心を持ち続け、自らの能力を常に探していく事が大切だと思いました。それが新たな得意分野を見つけるきっかけとなり、一段上のパフォーマンスや結果に繋がるのだと思います。

最後に、心と体と知識、全てをバランスよく保つこと。もし空海に、体力が伴わなかったら知識や経験、行動力があっても修行に出ることはできなかったし、逆もまた然り。「健康管理は仕事のうち」とよく言われますが、身につけた知識や技術を最大限に発揮できないと考えると、その言葉の重みを改めて実感しました。

建設業界で働く私が空海から学んだ建設業界の活性化

空海は学んだことを多くの書に残しました。その中にこんな言葉があります。

意味:何事も興廃は必ず人の手、心の持ち方などの影響がある。そして向上するのも堕落するのも、その人の信ずる道によるのである。

昨今の建設業界は人気がない職業と言われているのは周知の事実です。それを挽回するのか、さらに低迷させてしまうのかは、現在業界に携わる我々が担っているのだと、この空海の言葉から気づかされました。

毎年ある時期になると、小学生がなりたい職業ランキングが発表されます。そこで近年注目を浴びるのがYoutuber。ではなぜYoutuberが人気を集めるのか。それは大人が楽しそうに活動している、スマホを開けばいつでも出会える身近な存在である、好きなことを仕事にしている、この3つがポイントだと考えました。

現在、小学生に建築関連の仕事を知ってもらう入り口としては、図工の時間を活用したり、ハウスメーカー等がイベントでタイルアートを開催することなどが思い当たります。しかし、どれも単発的ではないですか。そこでCADの使い方や自宅の白模型作成といった建設業に関わることを一貫して学べる、小学生向けの継続的なアーキテクチャー&デザイン講座といった習い事があれば面白いと思いました。

今、新たな習い事としてプログラミングを学ぶ小学生が増加しております。このように流行すれば、老若男女問わず興味を持ってもらうことができるのではないでしょうか。講師が毎回楽しそうに講座を開催し、毎週講師と出会え、建築に触れることができる。すると建築を好きになる確率が上がり、学んだことは仕事にも直結できる。先ほどのYoutuberが人気職業となる3つのポイントにも少なからず当てはまる部分はあるような気がします。

最後になりましたが、空海は和歌山県にあります高野山奥の院で現在も人々を救うため、瞑想していると言われています。きっと私たちのあらゆる悩みにヒントをくれるはずです。気軽に旅行ができるようになったらぜひ、空海の元を訪れてみたいものです。


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