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建築士会コラム

役員リレーコラム「『いけばな』の楽しみ」女性委員会副委員長 横田里美

いけばなを習っています。新卒で就職した会社の生け花クラブがきっかけで始め、転職などでブランクがありつつも今まで続けています。

始めた当初は、先生が用意してくださった花を会社で生け、家に持って帰り飾ることで満足していました。終業後、帰宅前や残業前に小一時間花をいけることで良い気分転換になっていたようにも思います。その後、転職したことで数年いけばなから遠ざかっていましたが、ふとした時にまた花をいけたいと思い、現在の草月流の教室で学んで8年程です。

教室では毎年異なる会場で回ごとにテーマを設定し花展を開催しています。和菓子店のギャラリースペースを会場にした秋の花展では季節の実ものを使いました。知り合いの山に花材にぴったりの豆柿や栗、紅葉があると聞き、自分で取りに行き、実ものと枝の流れが特徴的な楽しい作品が出来上がりました。

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先生に用意してもらうだけでなく、自分で花材を準備することは、大変勉強になり楽しい作業です。家の庭にある木蓮やバラの花を使ったこともあります。事前に花屋をいくつか廻り、可能であれば予約したり取置いてもらったこともありました。

「こんな花材を探している」という話をすると、教室の仲間が「どこどこで見かけた」とか「この花屋にあった」とか教えてくれることもあります。

それでも、花材は植物であるため想定していた物と同じ物を展示会本番で用意出来るとは限りません。また、同じ名前の花や枝でも色合いやかたちは同じではありません。しかし、植物にはそれぞれ違った美しさやかたちが違うおもしろさがあります。その違いをいかしていけることも、いけばなの良さだと思います。

一昨年は「Timeless~町家にいける~」というテーマで築100年の町家を再生した古民家で展示会を開催し、私に割り当てられたのは後ろに障子のある一間の床の間のようなスペースでした。

「作品そのもので完結するのではなくその空間に作品があることで両方が引き立つようにしたい」ということを考えました。また、「それまでで一番大きな作品をいける」という自分なりの挑戦でもありました。事前に土台を組んでおき、縫い合わせた布をかぶせたり、いけこみ当日も仕事の後に取り掛かったこともあり、完成が深夜になってしまうなど、四苦八苦しまししたが、作品と空間の関係を意識するおもしろさを実感しました。

マイペースながらも年数を重ねると教室や自宅という場だけではない「いけばな」の楽しみが広がってきました。今年も11月に花展を開催します。まだどんな作品にするかは決めていませんが、今からワクワクしています。

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