facebook
一般社団法人 香川県建築士会
〒760-0018
香川県高松市天神前6-34 2F
Tel:087-833-5377
Fax:087-833-5394

建築士法第22条の2に基づく建築士定期講習

信頼できる建築士を探せるサイト 専攻建築士検索システム

CPD情報システム

監理技術者講習

既存住宅状況調査技術者情報

建築士会コラム

役員リレーコラム「今迄の44年間の建築士会活動で得たもの(回想)」中讃支部長 大西 秀行

昭和50年当時、坂出市役所の建築技師として在籍していた私は、資格取得と同時に(社)香川県建築士会に入会した後、中讃支部青年部会員として支部活動に度々駆り出されていました。その頃の支部活動としましては、各分会単位によるソフトボール大会やボーリング大会等が盛んに行われ、親会・青年部会を問わずほぼ全員参加で、非常に活況を呈していました。

また、年1回の本部総会は玉藻公園内にある飛雲閣で盛大に開催され、各支部からは官公庁・設計事務所・施工業者・建材メーカー等に勤務の大先輩方が集い、昼間から赤ら顔で大いに盛り上がった古き良き時代でもありました。さらに本部活動としては、高松三越デパートや丸亀四国電力等で住宅相談も行っており、私も相談委員として参加した想い出があります。

なお、余談ですが昭和57年には本部青年委員長として、初めて第25回建築士会全国大会「新潟大会」(30周年)に参加し中四国ブロック代表で事業報告を行ったのですが、報告内容の全国レベルの高さと会場の雰囲気による余りの緊張から、自身喪失してしまって十分な報告が出来なかった事を思い出すと今でも恥ずかしい気持ちで一杯です。

さて、話は戻りますが当時、私は中讃支部事務局長の下で支部会員の増強、協力会員等の掘り起しや会費集めを担当していました。市役所勤めと言うこともあり、他の行政の方々や民間企業の方々との交流が自然発生的に生まれ、この頃から建築士会活動を通して、一生涯お付合いの出来る友人や仲間ができた様に思います。当時は会費の徴収や仕事にまつわる利害関係が生じやすいとの理由で、建築士会の活動に非協力的な職場や組織も確かにありました。しかし、そこは自分の気持ちの持ち方次第であると肝に銘じ、清廉潔白を信条に上司の許可を頂き日々の活動に参加してまいりました。

また、今では恒例となっている建築設計競技にも職場チームとして参加し、その時のテーマは確か「坂出ウォーターフロント計画」だったと思いますが、審査員に当時の香川県建築課長や建築士会の重鎮の方々と共に、坂出(故:番正辰夫)市長も加わって審査を行って頂いた事で、建築士会会員として地元行政に貢献できた嬉しさと、建築士会と自分の所属する行政の距離が縮まった事の嬉しさ、及び銀賞を受賞した嬉しさが今でも大変印象に残っております。

その後、建築士会の活性化と言う点では坂出市教育委員会と協議しながら「坂出マナトピア」の中で中讃支部主催の住宅相談会を企画・立案し実行、現在の丸亀「お城まつり」と同様に当時は多くの参加者で賑わっていた事を覚えています。この頃は、本当に各行政と民間企業がお互い協力し合いながら、社会全体に対する建築士会の存在を如何にしたらアピールでき、貢献できるのだろうか?更には建築士会全体の活性化のために青年部会として何が出来るのだろうか?と、自問自答しながら取り組んでいた事を思い出します。

それから44年余りが過ぎましたが17年前の満50歳の時、長年慣れ親しんだ市役所を早期希望退職し、また東京の準大手ゼネコンで働いていた二男を呼び戻したうえで、現在は念願であった耐震診断等を中心とした構造設計事務所を営んでいます。退職した頃は、周りの者からは「お前、一体何悪い事をしたんや。世間の常識では、考えられん。」と揶揄され、家族からは「お前は一体何を考えているのか!・・・・・親子関係断絶の危機と思える程」と酷く叱られました。しかし、翌年位からは公務員時代の友人や建築士会の仲間から徐々に仕事の依頼も有り、なんとか退職後の難局を乗り切り現在に至っています。

こうした中、前々回の第59回「大分大会」に引き続き今回の第61回建築士会全国大会「さいたま大会」に参加し、改めて素晴らしい友人や仲間と久しぶりに再会出来た嬉しさと、夜の懇親会では当時の仲間達と昔話で盛り上がり、非常に楽しい思い出となりました。この様に、今迄の44年間の建築士会活動で得たものは、建築士会を通して職域の垣根を越え「未だに何でも相談出来る」素晴らしい友人関係、何十年経った今でも「あの時は、俺が・・・とか、お前が・・・とか」馬鹿話が出来る寛容な仲間意識、併せて建築士会の活性化と言う共通の目的のために色々な事にチャレンジし、それらが達成できた事による自己実現の楽しさなどです。

最後になりますが、今後の(一社)香川県建築士会の益々の発展を祈念すると共に、今回の全国大会参加に際し色々と御尽力頂きました関係者に対し、心から御礼を申し上げます。来年の第62回建築士会全国大会は「北海道・函館大会」との事ですが、中讃支部の一員として是非とも参加したいと考えていますので、その節は宜しくお願いを申し上げます。

【平成30年12月号「さぬき建築人」掲載】

BACK

NEXT