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建築士会コラム

役員リレーコラム「松無古今色(再・再)」西讃支部 支部長 藤田 薫

私の座右の銘のひとつです。20代前半、大学生のときにバックパッカーとして、韓国オンドル・サーベイ旅行に出かけたとき、宿泊したユースホテルで、この言葉の書かれた掛け軸に出会いました。松無古今色、竹有上下節「松に古今の色なく、竹に上下の節あり」という対句だそうです。松は常緑樹で常に青々としてその色を変えない。竹もまた青々としているが、これには上下の節があるという。これは松と竹、無と有、古今と上下を対比させた修辞を得た佳句であるそうです。『色が変わらないと言うことは一味平等を意味する。竹の上下の節とは親しき仲間であっても上下の差があり、そこには自ずから礼節がある。お互いに平等でありながら、上下の区別歴然、区別歴然でありながら一味平等である』と言うことだそうです。大変味わいのある言葉で再度深い感銘を受けました。――2007年の建築士会リレーコラムに寄稿した一部です。(2007年寄稿「松無古今色」)

変化する社会に対峙して、求められることも当然変化します。『本来のデザインとは、「社会を変えていく力」「生活を豊かに変えていく力」。デザインとは、問題解決と目標達成のプロセスにほかありません。』一人ひとりが、生活者としてどれくらいの発想力を持っているか。それが、商品やサービスにどう反映されるか。どれくらい楽しく生活しようと思っているかが個々に問われる時代に入っているのです。 物事にはいろんな文脈・コンテキストがあります。まちづくりも、建築も然り、意味があり、文脈があります。そもそもの意味・本質を考えながらこれからもいろんなことにかかわっていきたいと思っています。建築と、その仕事の未来は変わる。日々、感謝! 日々、精進!2016年の建築士会リレーコラムに寄稿した一部です。(2016年寄稿「松無古今色(再)」)

再再。2016年夏に建築家中村好文団長とともに韓国建築の旅の機会を得て再訪しました。団長とアルマイトコップで飲み交わしたマッコリと料理研究家 崔智恩さんコーディネートの地元料理店の食事は最高でした。司馬遼太郎著「街道をゆく 韓のくに紀行」を事前に読了というのが参加条件でした。その時に宿泊した施設に、ダムで水没する村ごと移築した伝統韓屋群がありました。その空間の中で、伝統音楽を聴く機会がありました。ホテルや旅館では体験できない「コト」や「トキ」でした。

街をデザインする。社会をデザインする。仕組みをデザインする。などデザインという言葉は名詞・形容詞から動詞へと変わりつつあります。料理界はデジタルな分子料理から、いかにもアナログな「発酵」へと大きな揺り戻しが起きています。これは料理界だけではなく、デジタルに傾きすぎたものを原点回帰しようとする流れで、人間力を探る、本能の表れでもあるといわれています。

そんな中で、2018年末に社会起業家との出会いがあり、地域の景色や風土自体を価値化し、地域人材のリソース活用した新雇用形態を生み出したり、地域の連携事業開発として、地元とその他の企業が集まり、現在、宿泊施設建設にかかわっています。コロナ架、ウイズコロナの時代ですが、大きな軸足は変更せずブラッシュアップしているところです。

関係人口、交流人口、移住や、新しい時代ニーズに応えるべく日々感謝し、精進していきたいです。また、2015年には、季節を感じつつ、豊かで素敵な暮らしを提案・発信する「暮らしの森」を三豊市で始めました。衣食住をシンプルに楽しんでもらいたい、そして、暮らしの森が拠点となりコミュニティが活発になること・若い人の集いの場になって欲しいという思いも込められています。

健康な暮らしができ、
四季を感じ家族を育み、
家で過ごす日常が心豊かでありますように
一隅を照らす想いで活動
「コト」「トキ」を楽しむこと


これからも、まちを元気にすることに寄り添っていきたいと思っています。
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暮らしの森 外観

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暮らしの森 ギャラリー SO-KO

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暮らしの森 内観

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暮らしの森 やぎのかなちゃん





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