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一般社団法人 香川県建築士会
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既存住宅状況調査技術者情報

建築士会コラム

平成30年度 年頭の挨拶 会長 遠藤 孝司

新春を寿ぎお慶び申し上げます。
平成30年新年、明けましておめでとうございます。会員皆様も華々しくも、穏やかな初春を迎えられた事と思います。本年も変わらずのご指導、ご鞭撻下さいますようお願いいたします。平成の元号で挨拶をしてから、早くも30年です。来年はどの様な元号になるのでしょうか?
 
いよいよ今年4月1日より改正宅地建物取引業法が完全施行されます。昨年に会員の皆様が受講し、既存住宅状況調査技術者の資格取得された方が連合会関係で12,000人(平成30年3月見込み)になり、県内でも174人が資格者として登録されました。今年も年度初めの4月から5月にかけて新規・移行の講習会を実施いたします。この制度は、宅建業者が専門家(建築士)による「国交省の告示に基づく既存住宅状況調査」の活用を促し、売主・買主が安心して取引ができる市場を整備するものです。連合会とも調整を取りながら、香川士会も登録技術者の活用促進の為、宅建業者と協働し、実地調査・契約書の作成・報酬基準など、法律に基づいて対処すべき事項のフォローアップ研修も実施したいと思います。
 
皆さん・・忘れ、かけていませんか! 防災・減災の事です。いつ起こるかわからない災害、行政も混乱している中で、避難所に指定されている建物に対して速やかに危険度判定出来るように協議し、行政が証明する「罹災証明」発行の援助活動を含め、当該地域の会員の理解を得ながら、制度を整える準備をしたいと思っています。
 
CPD登録者公開の件ですが、昨年より行政担当部署へのCPD登録者の名簿などを公開しています。引き続き実績を加味した情報を公開すべく準備をしています。施工分野でのCPD参加者のメリット及び、設計・監理委託等の評価の一助になればと思っています。
 
このように会員の技術の研鑽・社会的貢献を目指し、他団体とも協力して、本年も会を運営してまいります。事務局に於いては、建築士試験業務・法定定期講習業務・建設現場に於いての「監理技術者」講習・空き家登録業務など、多忙を極めていますが、更に平成30年度は中国四国ブロック会(9県)の幹事県を香川士会が担当する事になっています。つきましては「平成30年度 青年・女性建築士の集い中国四国ブロック香川大会」を6月9日(土)~10日(日)にレグザムホールにて300人規模で開催します。初心に還り担当県としてつつがなく準備をし、務めを果たしてまいりたいと思います。皆様のご理解とご協力を本年も宜しくお願いします。
 
末筆になりましたが、平成29年秋の褒章で会員の三日月善夫さんが黄綬褒章を受章されました。誠におめでとうございます。これからもなお一層のご活躍を期待しております。
 
以上をもちまして年頭の挨拶といたします。                                                                                                         
                                                                                                               
                    平成30年正月

役員リレーコラム「広報編集委員会の断面図」広報編集委員長 泉 佳宏

施設整備マニュアル[四訂版]刊行の紹介
香川県健康福祉総務課では、香川県福祉のまちづくり条例施行規則の改正に合わせ「施設整備マニュアル[四訂版]」を刊行しました。三訂版(平成22年3月発行)が刊行され、約7年余が経過しました。三訂版以降の四訂版の主な改訂点は次の通りです。 
・条例の手続き面を補う施行規則の一部改正をする
・整備項目表の一部見直しを行う
・改善計画項目表の一部見直しを行う
・改正関係告示に伴う修正を行う
・図示例の一部リニューアルと修正を行う
条例の対象施設である特定施設はもちろんのこと、対象施設外であっても、ユニバーサルデザインに配慮した考えは生かされてくると思われます。用途・部位毎に条例に沿った編集がされ、必要な項目にアクセスすれば、バリアフリーな情報が得られます。図示例も参考にされ、設計・監理・施工に活用し、誰もが住みやすい福祉のまちづくりの一助となり、座右の書のひとつに付け加えて頂けるよう願っています。
健康福祉総務課の福祉のまちづくり条例関連のHPもアクセスしてください。
・健康福祉総務課>福祉のまちづくり
http://www.pref.kagawa.lg.jp/content/etc/subsite/bf_town/index.shtml

参考文献
・高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準
(http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutakukentiku_house_fr_000049.html)
・建築工事標準詳細図(平成28年版)
(http://www.mlit.go.jp/gobuild/gobuild_tk2_000017.html)
・公共交通機関の旅客施設に関する移動等円滑化整備ガイドライン
(http://www.mlit.go.jp/common/001089598.pdf)
・都市公園の移動等円滑化整備ガイドライン
(http://www.mlit.go.jp/common/000224238.pdf)
以上国土交通省
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さぬき建築人について
2015年4月号から、現在の「さぬき建築人」という名称と意匠にリニューアルしました。以前にも書かせて頂きましたが、予算的な制約の中で、コンパクトな誌面にすることを心がけ、そして、中身が凝縮され、ぎっしり詰まった誌面にすることを目標としてきました。それでも掲載できない記事は、序文のみ掲載し、“[記事全文]はHPへ”と誘導する仕組みにしました。

次に特集記事《シリーズこの人に聞く》は、これまでに建築士会全国大会における伝統的技能者表彰者を紹介するコーナーです。初回は中川克英氏をご紹介しました。年間にお二人程、ご紹介をする予定です。予定者リストには、取材予定者がぎっしりつまっているのですが、消化不良なのが現実です。vol.2は現在広報編集委員担当者が執筆中です。

さぬき建築人の取材記事
取材の現実的な問題として、表紙写真、取材記事等は、取材先に取材の申し込み等の段取りをして、アポイントの当日は現地に向かいシャッターを切る。話をお伺いし取材メモに鉛筆を走らせます。また、事前に質問内容をFAXしたり、資料を揃えて頂いたりします。取材をスムーズに進めるために、この時はこういう展開でいこうとイメージします。そして、持ち帰り四苦八苦してキーボードを叩き原稿にする。取材先にその原稿を見て頂き、修正を繰り返す。とりあえず原稿の完成。後は広報編集委員の校正チェックを受け記事に。-----取材依頼があれば宜しくお願い致します。

アナログorデジタルか
取材記事が会報「さぬき建築人」として印刷物になり。また、HPに掲載された場合(前述の様に誌面の都合上HPのみの場合もあります)に、やはり活字になった会報の記事を何度も読み返しています。そして、誤字脱字を見つけて、また、稚拙な文章表現に、冷汗をかく自分に幾度となく遭遇します。とにかく、会報の場所を特定しているので何時でも手に取ることができます。ところが、HPに掲載された場合には、PCのスィッチをON→画面が起動→パスワード→士会HPにたどり着くまでに時間を要する。逆に印刷物は手に触れて、馴染みやすく読みやすい気がします。紙ベースの広報誌を大事に育て続けていく事を肝に銘じたい。

ひとこと
会報の毎月の校正で、記憶の片隅にあった校正が急に目の前に呼び戻され、活字に目を走らせる作業が始まります。誤字脱字以外は極力執筆者の文章表現を尊重し、文脈の意図を優先しています。

役員リレーコラム「アナログの復権」広報編集委員会副委員長 島川 修治

今年の夏、ソニーがLPレコードのプレス機を導入し30年ぶりにレコードを発売するとのニュースを聞いた方もおられると思います。数年前よりレコードが見直されてきて静かなブームとなりそれが広がりつつあるということは報道されてはいましたが、ここまで来たかと感慨深い物があります。

LPレコードは1950年代後半から普及し始め80年代初めにかけて全盛を迎え各種音楽の普及に大いに貢献したのではないでしょうか。それまでのSPレコードが片面5分程度の収録に対し片面30分となり、また音質においても飛躍的な進歩が見られ、一時間程度の曲で5~6枚組数千円だったものがLPでは一枚になり二千円少しで買えるといった手軽さ、それと共に普及した「電蓄」(電気蓄音機)、ステレオと総称された家庭用のオーディオ機器等により日本でも音楽が手軽に楽しめるようになりました。

又レコード会社も林立し、毎年膨大な数の新譜も発売されていました。50歳代以上の方は皆さん楽しまれていたのではないでしょうか。

少し脱線しますがLPの一分間に33.33回転という中途半端な数字どこから生まれたかご存知ですか。開発者は映画の音を目的に当時のフィルム一本分約11分を17インチのLPに丁度収めるように回転数を決めたということだそうです。

しかし82年にCDが発売されると、利便さ、コンパクトさ等であっという間に主役の座を奪われ衰退の一途をたどりました。しかしながら2000年頃までは新譜はLPも同時発売されることもあったようで私の買った最後の新譜は話題性に珍しさも手伝って宇多田ヒカルのFirst Loveでした。

というよりCDは一枚で約2000円LPは2枚組4000円、又その頃プレーヤーも家庭になくなりつつあり、田舎では売れなかったのかCDショップの片隅で2年ばかり肩身の狭い思いをしつつ挙句の果てには1000円のシールを貼られていたものを連れ帰った次第です。しかし今はネットでは美品であれば数千円で取引されているのにも驚きです。

また脱線しましたがLPは2009年が底で年間約10万枚になりプレス工場も東洋化成一社になります。といってもまだ10万枚の需要があったのにも驚かされますが。その頃から徐々にアナログの良さを広める活動があったり、一万円程度のプレーヤーが発売されたり、ももクロ、パフューム等若いアーチスト達がLPを発売する等で年々倍々と需要も広がり昨年は80万枚まで増加しましたと言っても最盛期の一割にも満たない数ですが、CDにしてもその後音楽配信とかに押され続け音質的にはもう一歩進んだハイレゾの世界が見えてきた今大健闘といえるのではないでしょうか。

我が家は親類に電気屋があったため比較的早くステレオと呼ばれるものがあり、小学校の頃から色々な音楽に親しんでいて、中学の音楽教室で聞いた、ベートーベンの田園を気に入り初めてのLP購入となりました。

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1952年の録音で今でもたまに聞きますが、驚くほどいい音で十分鑑賞に堪えらます。もちろん最新録音とは比べられませんが。以来55年の間に約300枚程が棚に収まっていて針を下せば常に音が出る状態になっています。

こちらでの購入は中古が主流ですが、5年ほど前には200円ほどのものが今は500円に、私にとっては複雑です。ジャズ、ビートルズは2000円以上です。

温かみのある優しい音を聞きたい、と共に大きいジャケットがファッショナブル、針を下すときの緊迫感とワクワク感というのが若者に受けているらしいのです。

皆様方の押し入れとか倉庫にレコードが眠っていませんか。プレーヤーは量販店でスピーカー付きの安価なのも販売しています。この秋はアナログの音で昔を思い出してはいかがでしょうか。

役員リレーコラム「『いけばな』の楽しみ」女性委員会副委員長 横田里美

いけばなを習っています。新卒で就職した会社の生け花クラブがきっかけで始め、転職などでブランクがありつつも今まで続けています。

始めた当初は、先生が用意してくださった花を会社で生け、家に持って帰り飾ることで満足していました。終業後、帰宅前や残業前に小一時間花をいけることで良い気分転換になっていたようにも思います。その後、転職したことで数年いけばなから遠ざかっていましたが、ふとした時にまた花をいけたいと思い、現在の草月流の教室で学んで8年程です。

教室では毎年異なる会場で回ごとにテーマを設定し花展を開催しています。和菓子店のギャラリースペースを会場にした秋の花展では季節の実ものを使いました。知り合いの山に花材にぴったりの豆柿や栗、紅葉があると聞き、自分で取りに行き、実ものと枝の流れが特徴的な楽しい作品が出来上がりました。

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先生に用意してもらうだけでなく、自分で花材を準備することは、大変勉強になり楽しい作業です。家の庭にある木蓮やバラの花を使ったこともあります。事前に花屋をいくつか廻り、可能であれば予約したり取置いてもらったこともありました。

「こんな花材を探している」という話をすると、教室の仲間が「どこどこで見かけた」とか「この花屋にあった」とか教えてくれることもあります。

それでも、花材は植物であるため想定していた物と同じ物を展示会本番で用意出来るとは限りません。また、同じ名前の花や枝でも色合いやかたちは同じではありません。しかし、植物にはそれぞれ違った美しさやかたちが違うおもしろさがあります。その違いをいかしていけることも、いけばなの良さだと思います。

一昨年は「Timeless~町家にいける~」というテーマで築100年の町家を再生した古民家で展示会を開催し、私に割り当てられたのは後ろに障子のある一間の床の間のようなスペースでした。

「作品そのもので完結するのではなくその空間に作品があることで両方が引き立つようにしたい」ということを考えました。また、「それまでで一番大きな作品をいける」という自分なりの挑戦でもありました。事前に土台を組んでおき、縫い合わせた布をかぶせたり、いけこみ当日も仕事の後に取り掛かったこともあり、完成が深夜になってしまうなど、四苦八苦しまししたが、作品と空間の関係を意識するおもしろさを実感しました。

マイペースながらも年数を重ねると教室や自宅という場だけではない「いけばな」の楽しみが広がってきました。今年も11月に花展を開催します。まだどんな作品にするかは決めていませんが、今からワクワクしています。

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役員リレーコラム「余暇と行動」高松支部青年部会長 清水健太郎

 7年前、当時高松支部青年部会長をされていた藤田摂さんから建築士会への入会と、高松支部青年部会活動への参加のお誘いを頂き、活動会議に参加しはじめました。以降、建築士会の活動をしていく中で、普段の仕事をしているだけではお会いすることのできない方々とお会いすることができ、とてもありがたく思っています。
 
 さて、みなさんは仕事以外の時間である余暇をどのようにお過ごしでしょうか。この記事を執筆するにあたり、これまでのリレーコラムを読み返えしてみました。余暇の過ごし方について書かれている方も多く、役員の方々のお人柄が表れていてとても興味深く思いました。本当は自分のことを書くよりも聞くほうが好きなのですが、筆を進めることにします。夏の夜、川部町という田舎に住んでいますので、窓の外では蛙が大合唱をしています。
 
 私はまだ若く、仕事に家庭にと忙しく、また性格なのか、どっぷりと浸かる趣味というものも持ち合わせていないのですが、合間に本を読んだり、音楽を聴いたり、たまにですが、料理をしたり、旅行に行ったりと、色々と取るに足らないような小さな楽しみを持ち、それを静かに楽しんでいるくらいです。少し前に自宅を構えてからは、庭と芝生の世話という非常に地味な楽しみが一つ増えました。興味があることの大半は、自分の幼い頃の体験や若い頃の経験に起因することが多く、余裕ができるごとに思い出したかのようにやってみたくなったりします。
 自宅に庭をつくった理由も、自分が幼い頃にまだまだ元気だった曽祖父が、庭や芝の手入れをしているのを、きれいだなぁと眺めていたことや、手伝いの真似事のようなことをしていて楽しかったのを覚えていたからです。私は動物を飼っていませんが、動物や植物のように生き物の世話というのは、なかなか大変ですね。庭についてはまだまだ初心者で、世話の仕方、木の性質などについても勉強中というところです。
 
 私の地味な余暇の話はこれくらいにして、続いて、私が所属し、活動させて頂いている高松支部青年部会の活動を、報告も兼ねて書かせていただければと思います。
 
 現在、高松支部青年部会は在籍者数33名、女性部会員も増え、全体の3分の1にあたる11名の女性部会員が在籍し、共に活動しています。毎月1回、第3木曜日に築地コミュニティーセンターで、主に年間事業活動について会議をしています。
 
 所属している部会員の顔ぶれは、私が入会した頃は、設計事務所の所長、工務店の社長や役員の方など、組織のトップの方々が先輩会員として多く在籍していました。今でも会員数は以前からほぼ変わらず30数人ですが、年々組織に所属する部会員が多くなってきています。顔ぶれはこのように変わってきていますが、以前と変わらず、青年部会員各々が各事業に携わることで、自己の成長や、相互の懇親を図り、日々の業務活かせるような内容になるよう会議や活動を行っているということです。20代の若い部会員も忙しい日々の業務やTTCの活動に加え、青年部会の活動会議に参加してきます。その姿を見るだけでも、私自身も活気づきます。
 
 秋から年度末にかけては、前半に話し合ってきた内容を実行していく期間になります。10月には、毎年好評頂いております技術講習会と若手建築士研鑽事業を控えています。今年度の技術講習会は広島方面を予定しています。行き先は7月に来県し、講演された三分一博志氏設計のおりづるタワーと藤森照信氏や名和晃平氏の建築がある神勝寺を見学する予定です。また、若手建築士研鑽事業におきましては、11月上旬に広島の建築家、前田圭介氏をお迎し、オリーブホールで講演会を開催する予定です。
 
 ご縁を頂いて入会した私の青年部会としての活動も、あっという間に今年度限りとなりましたが、今こうして活動をできていることに感謝しています。一緒に活動している部会員一人一人とひとつでも多く活動を共にしていけたらと思っています。どうぞよろしくお願いします。

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