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女性委員会

「魅力ある和の空間ガイドブック」WEB版掲載 建物調査 報告

「魅力ある和の空間ガイドブック」WEB版を(公社)日本建築士会連合会 女性委員会で制作するにあたり香川県からも建築士視点から推薦したい3物件を調査紹介しました。

女性委員会  楠 美和子

 「魅力ある和の空間ガイドブック」WEB版を(公社)日本建築士会連合会 女性委員会で制作するにあたり香川県からも建築士視点から推薦したい3物件を調査紹介しました。
「和の空間を体験して、その魅力を再認識できるような建築や空間を紹介できるガイドブック」であり、また、一般公開されている和の空間事例の中から“魅力的なもの、これからの居住環境への示唆に富んでいるもの”に該当すると考える 香川県内の物件を女性委員会内で検討し、旧金毘羅大芝居(金丸座)・ 香川県文化会館・ 渡邊邸についてWEB掲載の推薦をしました。
 今回 渡邊邸(三木町)を担当し、現地で現オーナー様から聞き取りや建物見学、写真撮影、資料作成等を実施しました。
渡邊邸は、オーナーであった故・渡邉順久氏の造詣の深さとその時代背景、またそれらを引き継ぐ現オーナーの想いが詰まった建物でした。客人をもてなすためのこころづかいや、あっ!と楽しませる為の演出が侘びさびとなり、発想や造作が今またあたらしく、現代に活かせる要素になる可能性を感じました。
全国1500件の物件とあわせてご覧ください。

「魅力ある和の空間ガイドブック」 http://www.kenchikushikai.or.jp/torikumi/jyosei-iinkai/guidebook.html

第5回あーきてくちゃ会 報告「古き良き木造建築と茶庭を尋ね歩く」

高松空襲で被災せず残り現存する高松市扇町の木造建築を見学し、あわせて昭和を代表する庭園家(作庭家、庭園史研究家)の作庭した茶庭を見学させて頂きました

女性委員会  前岡 奈緒

昭和20年高松空襲で焼け残った木造住宅を調査・見学をしてみてはという案より企画をスタートしました。空襲で高松周辺市街地の建物はほぼ失われるなか、扇町などの被災地区周辺にて当時の木造住宅が既存している情報も受け、調査を始めたところ、ご縁をいただき二邸の個人住宅とそのお庭を拝見させていただけることとなりました。
一軒目のM様邸は明治時代に建築されたという国指定文化財にもなっている建物でした。昭和31年改修が行われた際には昭和を代表する庭園家(作庭家、庭園史研究家)による枯山水様式の作庭が行われたそうです。また、お庭だけにとどまらず襖などのデザインもその庭園家によるものであることをお聞きしました。襖や引手のデザインはそれはそれは素敵で、60年以上も前にデザインされたとは思えないほどに斬新な意匠に見学に訪れたメンバーも目を奪われ、歓声をあげたほどでした。数寄屋造りの建物もあまり見る機会が少なくなってきましたが、一枚の襖によって隔たれた異なった用途の空間と一枚の障子で庭へとつながる内外の曖昧さは多くの人が心癒される空間であることを改めて感じとった時間となりました。そしてその伝統的な建物を保存していくためには知識と技術を持った職人さんなしにはあり得ないとオーナーであるM様も何度も口にされていました。
釘一本でさえもつくらなければすでに販売されていないものも多いそうで、このように大切に守られてきた建物を次の世代へとまた大切に守っていくために、建築に携わるものとしての責任を感じるお話でした。2軒目に見学させていただいたK様邸も同庭園家の監修による茶庭のある邸宅で、ここでは測量やスケッチを行わせていただけるという貴重なお時間をいただく事が出来ました。
今回は建築に携わる15名の女性メンバーが集まり、ランチを楽しんでから愛宕神社、M様邸、K様邸へと歩きながら進み、天候の良さも合わさって大変楽しい時間となりました。
見学について特別なご高配いただきましたM様・K様、また案内人としてご協力いただきました中川克英棟梁 誠にありがとうござました。

2018 津山シンポジウム+奈義現代美術館報告

「歴史的建築物の活用による地方創生シンポジウム」 /主催 公益社団法人 日本建築士会連合会+「奈義町現代美術館」参加見学 報告

女性委員会  藤本 たみ

 10月6日に津山市で開催された歴史的建築物の活用による地方創生シンポジウム /主催: 公益社団法人 日本建築士会連合会~国土交通省「歴史的建築物の活用に向けた条例整備ガイドライン」の普及に向けて~に参加しました。
 魅力あるまちづくりのため歴史的建築物の活用が全国的に拡がっていますが、その価値を損なうことなく現行の基準に適合させる改修を行うことが難しい場合があります。こうした課題に対応し、活用を促進する方策として、地方公共団体が定める条例により建築基準法を適用除外する仕組みが講じられていますが、その条例の制定・活用を加速するためのガイドラインが作成されました。シンポジウムはこのガイドラインを関係者に周知し、保存活用を推進するため、(公社)日本建築士会連合会主催により開催されました。
 シンポジウムでは、ガイドラインについての説明のほか、「歴史的建築物の活用と建築基準法を両立させる方法」、「歴史的建築物・町並みの活用と火災安全」について基調講演があり、その後のパネルディスカッションでは、保存活用について実例や地域での取り組みについて発表を受け、意見交換が行われました。
 基準法に則っての審査では、用途によるソフト面への対応や、地域性により一律のしばりの難しさがあり、建物ごとに柔軟に対応することが求められること、保存基準を定めることで審査のしやすさや活用の方針の決めやすさがあるといった意見がありました。
 すでに活用がされている地方公共団体でも手続きの簡素化という課題を抱えており、『がちがちでは難しいがしつこく粘り強く』という言葉が印象的で、とにかく話し合いが必要なようです。また、実際はこれが一番の障害ではないかと思うのですが、使い続けることが難しく保存を断念することもあるという話もありました。
保存活用は見通しの悪い分野ですが、シンポジウムの前に津山高校本館(明治28年)を見学し、ルネサンス様式の外観は秋の青空に映え、学生時代の思い出にこういった風景があることを羨ましく思いました。


  

第28回全国女性建築士連絡協議会(高知大会)報告

女性委員会  安藤 真由美

7月28日・29日に高知市で開催された第28回全国女性建築士連絡協議会に参加しました。
1日目の全体会では、宮城、福島、熊本、大阪の被災状況、復興の現状についての報告がありました。その中で印象的だったのは、災害での反省点が生かされず次に起こった災害でもまた同じような被害がでてしまうということでした。
報告を聞いただけではだめで、それを拡散したり、実際に行動に起こしたりということが大切だと感じました。
今の私のままでは、もし明日大きな災害が起こったら、何もできなかったと悔しい思いをすると思います。
そうならないように何か行動をおこさなくてはと思いました。
 その後、建築家の山本長水氏の基調講演を聞きました。高知県独自の土佐漆喰、土佐和紙、地元の木材を使った数々の作品を通して、地域に根付いて持続可能な建築を作っていくことについての講演でした。
講演を通して、本年度の全建女のテーマ「未来へつなぐ居住環境づくり」、サブテーマ「一周おくれで先頭に 伝統こそ最先端」の意味を深く実感しました。

 2日目は8つの分科会の中から「既存民家の活用」に参加しました。単に既存民家を改修して利用するというだけではなく、消滅の危機にある徳島県神山町を救うという大プロジェクトについてのお話を聞きました。
人が暮らしていくためには家ももちろん必要ですが、仕事、人間関係、子育て環境、富が循環する仕組みなどたくさん必要なものがあり、それらを同時並行で進めてきた2年間の活動内容、今後の課題などの報告をききました。
 2日間を通して、通常業務である目の前のお施主様に喜んでいただくということだけではなく、建築の知識を生かしてもっと広く社会の役に立てるような人になっていきたいと思いました。


平成30年度 青年・女性建築士の集い 中四国ブロック香川大会 報告

都瑠悠菜さん自身画像4.jpg 女性委員会 都留悠菜

6月9日・10日の2日間、平成30年度 青年・女性建築士の集い中四国ブロック香川大会に参加しました。建築士として地域の建築と社会との関わり方を考え、学ぶ大会となりました。
大会1日目は、開会式後、中四国9県の地域実践活動報告がありました。子ども木工教室、建築を学ぶ学生への授業、一般市民向け建築ツアー、シャッター街空き店舗のリノベーション、震災経験による防災、耐震、国際交流という様々なテーマを、スライド、動画やダンスを使って発表がありました。地域の問題に対して建築士としてできることを考え、行動されていることに刺激を受けました。
 発表後の大会登録者全員による投票では、将来の建築士を育てると同時に地域社会に貢献する事業で11年もの期間活動されている愛媛県が最優秀となり、9県の代表として全国大会で発表されることに決まりました。
 基調講演では、瀬戸内国際芸術祭の総合ディレクターである北川フラムさんによる、「アートは地域の特質を明らかにする」というテーマの講演がありました。
講演の中で、どこにでも似たような景色があるかもしれない所に、アートが置かれることで、場所が認識できるというお話がありました。直島の草間彌生さんの南瓜(黄かぼちゃ)を例にアート作品が加わることで、ここにしかない景色になるということでした。日本国内はもちろん外国からも来られる方が多いのは、ここにしかない景色を体感しに来るのだろうと思いました。

1日目の夜にはサンポートの大型テント広場で懇親会が行われ、夕日を見ながら、「家の浦二頭獅子舞」のアトラクションや、地元香川県産の料理でおもてなしがあり、他県の方と楽しく交流できました。
香川集合 懇親会.jpg


2日目のエクスカーションは、栗林公園散策とお茶室体験コースに担当スタッフとして参加しました。初めて栗林公園に来られた方々が多く、一歩一景といわれる庭園を楽しんでいただけたと思います。当日は心配していた天気も良く、外を歩くのにもちょうど良い気候でした。

今大会は『分岐点』というテーマのもと、会場である高松の立地的な分岐点、社会や時代の移り変わりの分岐点、そして建築士としての分岐点など様々な意味からだそうです。
今大会に参加し、建築士という仕事は地域との関わりが大事だと感じました。普段の仕事では、気づきも知ることもなかった事を学ぶ機会となりました。香川県建築士会青年部、女性委員会の皆様お疲れ様でした。地域に活かし、生かされるような建築士を目指したいと思う分岐点となりました。ありがとうございました。 栗林.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像   香川集合 大会IMG_0995.jpgのサムネイル画像