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第5回あーきてくちゃ会 報告「古き良き木造建築と茶庭を尋ね歩く」

高松空襲で被災せず残り現存する高松市扇町の木造建築を見学し、あわせて昭和を代表する庭園家(作庭家、庭園史研究家)の作庭した茶庭を見学させて頂きました

女性委員会  前岡 奈緒

昭和20年高松空襲で焼け残った木造住宅を調査・見学をしてみてはという案より企画をスタートしました。空襲で高松周辺市街地の建物はほぼ失われるなか、扇町などの被災地区周辺にて当時の木造住宅が既存している情報も受け、調査を始めたところ、ご縁をいただき二邸の個人住宅とそのお庭を拝見させていただけることとなりました。
一軒目のM様邸は明治時代に建築されたという国指定文化財にもなっている建物でした。昭和31年改修が行われた際には昭和を代表する庭園家(作庭家、庭園史研究家)による枯山水様式の作庭が行われたそうです。また、お庭だけにとどまらず襖などのデザインもその庭園家によるものであることをお聞きしました。襖や引手のデザインはそれはそれは素敵で、60年以上も前にデザインされたとは思えないほどに斬新な意匠に見学に訪れたメンバーも目を奪われ、歓声をあげたほどでした。数寄屋造りの建物もあまり見る機会が少なくなってきましたが、一枚の襖によって隔たれた異なった用途の空間と一枚の障子で庭へとつながる内外の曖昧さは多くの人が心癒される空間であることを改めて感じとった時間となりました。そしてその伝統的な建物を保存していくためには知識と技術を持った職人さんなしにはあり得ないとオーナーであるM様も何度も口にされていました。
釘一本でさえもつくらなければすでに販売されていないものも多いそうで、このように大切に守られてきた建物を次の世代へとまた大切に守っていくために、建築に携わるものとしての責任を感じるお話でした。2軒目に見学させていただいたK様邸も同庭園家の監修による茶庭のある邸宅で、ここでは測量やスケッチを行わせていただけるという貴重なお時間をいただく事が出来ました。
今回は建築に携わる15名の女性メンバーが集まり、ランチを楽しんでから愛宕神社、M様邸、K様邸へと歩きながら進み、天候の良さも合わさって大変楽しい時間となりました。
見学について特別なご高配いただきましたM様・K様、また案内人としてご協力いただきました中川克英棟梁 誠にありがとうござました。

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