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ACTIVITY REPORT

活動報告

【高松支部】屋島山上交流拠点施設「やしまーる」見学会

屋島山上交流拠点施設「やしまーる」見学会について
高松支部 大平 達也

高松支部では、7月2日に屋島山上交流拠点施設「やしまーる」の見学会を行いました。
冒頭、工事施工者(谷口・籔内特定建設工事共同企業体)の武田様より約2年にも及んだ工事の概要について、説明いただきました。曲線を多用した建物であるため、原寸大のモックアップを作成し、試行錯誤を繰り返したことや、注目の屋根については庵治石の瓦を約3万枚葺いたことなど、お話いただきました。

その後、内部を見学させていただきました。建物の平面は1周約190mのリングでアメーバのように有機的で、変化に富んだ形状となっています。リングは幅が広くなったり、狭くなったりしながら、敷地の高低差に合わせるように上下します。そのため、水平・垂直な空間にすっかり慣れている我々にとっては、何か人間の本能的なものをくすぐる空間だと感じました。
外観は、床スラブから径100mmほどの鉄骨柱がスマートに立ち、屋根を支える形となります。スラブは地面に接し、土地の起伏にあわせ、スロープ状につながっているのですが、一部、建物の西面で、地面から大きく離れていき、展望台スペースのテラスとなります。屋根の庵治石は、夏の日差しもあってか、ひときわ白く輝き、石のようにも、金属板のようにも見え、不思議な感覚でした。壁は基本、曲面のガラス張りで、ガラス越しに内部を行き来する人や、その奥の景色も重ねて見ることができ、抜け感が大変心地よい建築でした。

高松周辺には、瀬戸内海を望む景勝地の山々に瀬戸内海歴史民俗資料館や直島の地中美術館などの名建築が生まれています。そして、今回完成した「やしまーる」もまさに自然と一体化した名建築になると予感させるものでした。

最後になりましたが、本見学会を開催するにあたり、「やしまーる」の中條館長様、谷口・籔内特定建設工事共同企業体の武田様には、オープンを間近に控える慌ただしい中、多大なるご協力をいただきましたこと、感謝申し上げます。また、参加者の募集にあたり、応募が殺到したため、多くの皆様にご参加をお断りする事態になりましたこと、改めてお詫び申し上げます。

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