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ACTIVITY REPORT

活動報告

被災建物応急危険度判定模擬訓練に参加して

地震で被災した建物の応急危険度判定現地調査模擬訓練が去る11月8日に開催され、参加させていただきました。訓練は、さぬき市津田町の公営住宅をお借りし、巨大地震で被害があった建物を想定。参加人数は25名、10チーム5班に分かれて実戦さながらの現地調査を行いました。

応急危険度判定の最大の目的は大地震で被災した建物の、余震などによる更なる二次災害から人命を守ることであり、危険箇所を把握し、判定ステッカーなどでわかりやすく状況を明示することが大切とされています。また、実際の現場では多くの被災建物が想定され、一件に要する時間も限られる為、今回も一件当たり15分程度の想定となりました。

調査を行いながら、住人役のスタッフからの質問に答え、不安な気持ちをなだめつつ調査の意図や危険箇所を説明。二次災害の危険から身を守るよう周知することは、意外に時間を要するものです。対応中も判定作業を進めることができるよう役割を分担しておくことも円滑に調査を行える手段の一つであると思いました。

模擬訓練の開催はコロナ感染症の影響もあり3年ぶりの開催となりましたが、実際に訓練することで、課題や注意点が確認できたことは大変良かったと思います。また、応急危険度判定は、『地震災害から人命を守ることができる建築士の社会貢献の場』として、より多くの建築士の皆様に関心を持っていただくことも重要であると感じました。

(業務委員会 濵﨑 健一)

 

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