第67回建築士会全国大会「おおさか大会」報告②
第67回建築士会全国大会「おおさか大会」へ参加しました。コロナ禍までは数年継続で参加していましたが、以降は参加できておらず久しぶりの参加でした。この度は、式典にて僭越ながら日本建築士連合会より連合会会長表彰を賜り、心より御礼申し上げます。
大会では楽しみにしていた内容が沢山ありましたが、まずは景観まちづくりセッションでの“寺西長屋”店舗へ再生の発表です。以前、仕事で寺西長屋近くの物件を担当し、こちらでの会食があり、とても記憶に残っており、このセッションを選択しました。マンションへの建替え案を中止し、長屋を残し店舗へ改装に至るまでの経緯や収支計画比較など興味深くお聞きしました。
前夜や大会の休憩時間、大交流会では、これまで交流がある他県の友人知人達や、その方達が紹介くださった初めてお会いする全国様々な県の方達等とご挨拶やお喋り等で広く交流させていただき、とても楽しく過ごしました。
また私は数年、明治から昭和初期に建築された“泰山タイル”が施工された建築を巡っています。今回の大交流会の会場は、吉田五十八設計、昭和10年に開業されたホテルで、御手洗の壁に泰山タイルが施工させていました。戦争や震災等を無事にくぐり抜けた建築物が多く残る大阪には、まだまだ巡ってみたい建築物が沢山あります。
今回のおおさか大会を通して、更に大阪の魅力を感じ、また建築士会の研鑽事業や交流等も素晴らしいと再認識する事ができました。2027年のかがわ大会も全国から来てくださる方達に香川や四国の魅力を感じていただき、更なる新しい交流がうまれ、楽しんでいただける有意義な大会になればと思います。
大会アーカイブは、後日連合会HPにアップされます。参加できませんでした方達にも是非ご覧いただければと思います。
高松副支部長 村上良枝