宿泊を含む秋田県への訪問は2018年以来なので４年ぶりになります。前回は岩手県と秋田県にまたがる八幡平登山後、鹿角市と小坂町を訪問しました。今回は10月に秋田県秋田市にて開催された建築士会全国大会に参加することが主目的でした。

大会は14日に開催されたのですが、前日の13日に全国ヘリテージマネージャーネットワーク協議会総会にも出席してきました。総会に合わせて開催された見学会と意見交換会にも参加。対面での総会は3年ぶりということもあって全国から参加されてる知人とも久しぶりの再会となりました。全国大会では、ヘリテージマネージャー大会、記念対談、大会式典、大交流会に参加しました。第9回ヘリテージマネージャー大会では、事例発表を中心に進行されました、小坂町における『歴史的建造物を活用した「明治百年通り」の整備と産業博物タウン構想』、大館市の『大館市の歴史街づくり～官民協働で物語をつくる』、秋田市の『秋田市新屋の歴史的建造物と景観まちづくり』、横手市の『増田重伝建地区におけるヘリテージマネージャーの関わり方』の４事例が発表されました。発表者は、行政・建築士会・まちなみ団体と所属してる組織は違えども、それぞれの地域で培ってきた、歴史や産業を次世代へ継承していくうえで、歴史的建造物がもつポテンシャルを活かしていく活動を垣間見ることが出来、とても刺激を受けるとともに多くの知識を得ることが出来ました。コロナ禍での開催となり運営主催を担った（一社）秋田県建築士会においては気苦労の多いものではあったと推察しますが、各所での心配りに感謝です。

さて、少し個人の話になりますが、毎年全国大会前後に開催県の著名建築であったり歴史的建造物を見て廻ることも楽しみにしていて、今回は湯沢市・横手市・大仙市・仙北市・秋田市・男鹿市を散策してみました。横手市では伝建地区の増田を見学、仙北市では伝建地区の角館見学及び田沢湖の見学、男鹿市では入道埼灯台周辺及び男鹿駅周辺の散策、大仙市では平安期の払田柵跡見学、湯沢市では小安峡散策を楽しみました。開催地であった秋田市では、奈良家住宅・秋田市立体育館・旧金子家住宅・秋田市立赤れんが郷土館を見学してきました。

最後に今大会で連合会表彰をいただき、推薦していただいた（一社）香川県建築士会に感謝を述べさせていただきます。大した活動も行ってないのに恐縮至極です。