専攻建築士制度
専攻建築士制度
専攻建築士って何?
建築士は建築の法律やデザイン、構造、設備等、トータルな知識を持つ国家資格者です。
建物の使い道や規模により「一級」「二級」「木造」に分かれています。
実際には建物のデザインの専門家、強度や耐震診断の専門家、空調・省エネの専門家、建築現場で指揮をとる専門家、神社やお寺の専門家、銀行、保険会社、役所、学校でもそれぞれ専門家として活躍しています。
そこで建築士会では、医師が内科や外科といった専門を表示しているように、建築士もその人の専門技術領域や得意分野がわかるように表示する制度「専攻建築士」を設けました。
8つの領域
領域名 | 概要 |
まちづくり | 都市計画を考えたり、まちづくり活動・コンサルタントをしています。街のデザインの専門家です。 |
統括設計 | 建物の設計、構造や設備等全体のとりまとめをするプロです。家を建てるとき、まず相談下さい。 |
構造設計 | 建物の構造設計をします。建物の強さの計算や耐震診断・補強設計の専門家です。 |
設備設計 | 建物の電気やガス、空調等の設計をしています。ビルの維持管理、省エネはお任せ下さい。 |
建築生産 | 建築現場の施工管理のプロです。リフォームや見積り等もします。家の普請ならお任せ下さい。 |
棟 梁 | 日本の伝統木造技術を継承し、伝統建築物を設計工事監理及び施工を行う建築士です。技術の継承のために後進を指導する大きな役割も担っています。 |
法 令 | 建築に係わる法令の策定や建築確認などの審査業務の実績がある一級建築士、 建築士として法的な立場や建築関連法令の専門家の専門家として支援活動している建築士です。 |
教育・研究 | 教育機関で建築に関する教育や専門分野の研究開発業務を行っています。 |
どこにいるの?
専攻建築士検索システム
・香川県では現在(令和3年度)42名(51領域)の認定登録があります。
専攻建築士になるには?
審査基準
(1)建築士として専攻領域のキャリアが5年以上あること
(2)責任ある立場での実務実績(第三者による証明)が3件以上あること
(3)CPD*単位が直近1年で12単位以上取得していること
*CPD(継続能力開発制度)・・・・・各種講習会の受講やセミナー・見学会・講演会等の参加を始め、様々な自己の能力開発の実績を記録し、その実績を証明する制度
5年ごとの登録更新
(1)登録後、初めて更新する方・・・CPD単位が5年間で60単位以上
(2)専攻建築士認定後10年以上の方・・・定期講習修了証のコピー
専門分野の表示について
専門分野表示は消費者から見て「表示があった方が分かりやすい」という視点から設けることを原則としています。
専門分野表示は業務内容を狭める側面もあるので、表示しなくても構いません。
表示の数に制限はありませんが、1つの専攻分野の表示に、責任ある立場での実務実績1件が必要です。
専攻建築士申請について
(1)受付期間:毎年1月4日~2月末日(2ヶ月間)
(2)受付場所:(一社)香川県建築士会事務局
【新規申請】
必要書類の確認が申請者と事務局で相互にできることから、出来る限りご持参下さい。
審査・登録手数料は受付時にお支払い下さい。
【更新申請】
(書面申請)事務局へ持参、または郵送
(WEB申請)専攻建築士管理システムから申請して下さい。
WEB申請と書面申請では下記のとおり手数料に違いがありますので、ご注意下さい。
いずれも手数料は振込みまたは事務局へ持参して下さい。
(3)手数料(税込)
手数料(税込) | 会員 | 非会員 |
---|---|---|
新規登録(1領域の場合) | 17,600円 | 29,700円 |
更新登録(書面申請)(1領域) | 13,200円 | 29,700円 |
更新登録(WEB申請)(1領域) | 9,900円 | 利用不可 |
(4)申請書ダウンロード
日本建築士会連合会のホームページから申請書をダウンロードして下さい。
専攻建築士申請書ダウンロード