創立70周年を記念して ― 会長 藤岡 旭 ―
香川県建築士会は今年で創立70周年をむかえました。昭和25年に建築基準法が制定され同年に建築士法が公布されて、香川県建築士会も昭和27年3月22日に誕生いたしました。法改正により平成20年12月1日付で、特例民法法人に移行され、平成24年4月1日付で「一般社団法人 香川県建築士会」となりました。
創立以来、社会に信頼される技術集団としての義務を果たすべく、会員一丸となり社会貢献に努めてまいりました。創立時の会員数は250名、ピーク時は2,600名余り、10年前の60周年では1,570名と社会情勢と人口減少の影響等もあり、現在の会員数は1,330名であり、厳しい状況でありますが、建築士に課せられた使命はますます重く重要になっていることから、一人一人が自己研鑽に努められるように建築士会が研修会を開催するなど、スキルアップ向上を図る工夫と環境整備を進めてまいりました。
また、昨今頻発している災害やライフスタイルの変化に伴い、建築士法の改正が行われ、応急危険度判定や専攻建築士制度の創設など専門家集団としての建築士会の立場は極めて重要になっています。
私も建築士となり35年余り経ちました。今年の総会で第10代香川県建築士会会長に推薦され、先輩達の後をついて行く立場から、皆を引っ張って行く立場になり重責を痛感しております。
創立70周年を迎えるにあたり、本日記念講演及び記念式典を開催し、併せて記念誌を発刊し、創立70周年記念を祝うものであります。
結びになりましたが、この70周年記念事業にご尽力いただきました関係各位の皆様に衷心より厚くお礼を申し上げます。会員皆様の益々のご発展とご健勝を祈念して、挨拶とさせていただきます。
令和4年9月14日
一般社団法人 香川県建築士会
会長 藤岡 旭