【女性】令和7年度 青年・女性建築士の集い 中四国ブロック大会おかやま大会 報告

6月14日(土)・15日(日)に『令和7年度 青年・女性建築士の集い 中四国ブロック大会おかやま大会』に10名で参加して来ました。今大会のテーマ「虹」~いつか晴れる~晴れるよ~晴れるさ~を建築における「懸け橋」や「繋がり」を象徴するものと捉え、地域社会の一部として機能する為の建築を、新たな学びや試みを通して勉強する大会内容でした。
地域実践活動報告会、分科会Ⅰでは、採点や質疑応答等にデジタルツールを活用した新たな手法を取り入れていて、様々な挑戦が見られた大会でした。地域実践活動の各県の発表では、ワークショップやデザインコンペ等各県独自のアプローチで未来の建築士育成を行っている県が多かった印象です。その他、公共建築の保存利活用の取組、時代の変化に合わせた会報誌継続発行の取組等がありました。香川県は、高松支部青年部会の『れきみん50周年プロジェクト』の取組発表で、見事 最優秀賞、全国大会に出場となりました。高松支部青年部の皆さん、おめでとうございます!
分科会はⅠ(講演会)とⅡ(防災)の2つのテーマがあり、各自希望するテーマに参加しました。私が参加したⅠ(講演会)はNoMaDoSの伊勢崎氏、千葉氏が「多様性のある建築的アプローチ」をテーマにお話しくださいました。これまでの受託型の設計アプローチではなく、価値提供型の建築を提案しているというNoMaDoSのビジネスプロデュースやプロジェクト開発のお話は まさに今大会のテーマそのものであったように感じました。また、サブカルチャー×建築というアプローチで建築の面白さを伝えている千葉氏のお話は、幅広い年齢層の方に建築をより身近に感じてもらう手法として大変興味深い内容でした。
本大会、懇親会、二次会、エクスカーションを通して、参加の皆さん積極的に他県の方との交流・情報交換され、大会後には来年の中四国ブロック香川大会に向けての情報共有も行いました。来年度の開催県として運営側の視点で大会に参加する事で、これまでと違った学びもあった大会でした。細やかな配慮と円滑な進行にご尽力くださった岡山県の皆様、有難うございました。
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【女性委員長 谷野 友香】