第66回建築士会全国大会「鹿児島大会」に参加して
『思いがけない後輩との出会い』
高松支部 理事 新名孝司
第66回建築士会全国大会「鹿児島大会」に参加してきました。今回の目的は二つありました。第一の目的としまして、令和9年度香川県におきまして予定されています第69回建築士会全国大会の実行委員会の一会員として運営状況を視察する事でありました。これまで不良会員でありましたので、昨年度の静岡大会が初めての参加でしたが、本年は、目的もはっきりしていますし、『建築士』5月号の告知記事に入念に目を通し、参加できる行事を選択しスケジュールを頭に入れての参加でありました。
高松から30数名が列車に乗りお酒やつまみを振舞ってくれる会員がいたりして、和やかな雰囲気で鹿児島に向かいました。
私は途中の熊本で旧友に会い、震災後復旧工事中の熊本城を見学してから初日の宿泊先である指宿の砂風呂が有名なホテルに向かい合流しました。
懇親会上では和やかに盛り上がり、二次会ではK理事が飲み代を奢ってくれたのですが、就寝の際K理事が奢ってくれた訳が判明しました。
旅程二日目である本大会初日は、『宝山ホール』に到着後、設定されたセッションに参加するため『カクイックス交流センター』に向かいましたが、ここで私の大雑把な性格で出席会場を間違えるという失態を犯し、同行していただきました松本様には大変ご迷惑をおかけしました。それでも十数分の移動の間に町の位置関係や歩いて初めて目に入る景色もあり良かったこともありました。
本大会会場の『宝山ホール』は小ぶりな会場でしたが歴史を感じさせる雰囲気がとてもよく、狭いながらのぎゅうぎゅう感が大会を盛り上げるには必要かなと感じました。第二の目的は式典の中で連合会会長表彰を受ける事でした。不良会員ながらの表彰にあたりこれまでの皆様のご支援に感謝致します。
ところが、この表彰を受けることでとてもうれしいことがありました。大会プログラムには表彰者名簿が各県ごとに載っており、そこにある私の名前を見て、一人の癖のある紳士が近づいてきて「覚えていますか」と問われました。名札を見ると、なんと43年ぶりに会う大学時代の部活の後輩でありました。東京で会社の役員をしている彼もよく私の名を発見してくれたなと思いますし、何よりも名簿に載せていただいたことで、こんな出会いも生まれ感謝感謝です。
その後、実行委員会の担当でもあります大交流会の視察のため『かんまちあ』という会場に移りました。屋外大型テントの会場でしたが、各県ごとに割り当てられた各テーブルには接待役に鹿児島の会員が配置されるほか、途中から子ども達によるゴミ集めで会場がきれいに保たれました。キッチンカーの台数も多く、800名ほどの参加者も、このようなもてなしに満足されたと思います。おもてなしをするにはかなりの数の会員協力が必要と感じた次第でした。
最後になりますが、大会に参加されておりました北浜様が帰県翌日にお亡くなりになられたことは誠に残念であり、ご冥福をお祈りして報告といたします。