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ACTIVITY REPORT

活動報告

【青年】令和7年度 青年・女性建築士の集い 中四国ブロック大会おかやま大会 報告

614()15()に令和7年度 青年・女性建築士の集い 中四国ブロック大会おかやま大会が、岡山大学創立50周年記念館(金光ホール)で開催されました。本大会の大会テーマは「虹」でした。虹は様々な色が集まり、ひとつになることで美しい光景が作られる見立てから、建築でも様々な考えの人々が繋がりや架け橋になるところがあるので、今大会を通して、仲間との出会いや交流を促し、中四国ブロックの輪が広がっていくことを目標に企画されました。青年委員会からはTTCを含め、計23名で参加させて頂きました。

地域実践発表については、高松支部が瀬戸内海歴史民俗資料館(以下、れきみん)の活動について発表を行いました。発表者は、高松支部青年部会副部会長の池田卓也さん、補助者として同副部会長の大西慶明さんが務めました。れきみんには、2023年から現在まで継続的に関わっているため、報告する内容が盛沢山で7分間にまとめることに大変苦労していましたが、熱のこもった説得力のある発表であったと感じました。その結果、採点結果の上でも満場一致で最優秀賞に選ばれました。これも、高松支部の方々はもちろんですが、他支部青年部会からの協力やれきみんの職員の方々の協力がなければ成し遂げられなかったことだと思います。また、れきみんの館長には、発表内にインタビュー動画での出演も快くお引き受けくださり、とても心強いご支援となりました。9月には全国大会での発表がありますので、お力添えのほどよろしくお願い致します。

地域実践発表後は、講演会と防災ワークショップの2つの分科会がありました。私は、講師に建築クリエーター集団NoMaDoS(ノマドス)の2人による「多様性のある建築的アプローチ」という講演会に参加しました。ノマドスはこれまでの建築の市場でよくみられた「受託型」の提案・設計ではなく、実験や挑戦的なアイデアと発想力による「価値提供型」の設計・設備による建築を提案しており、具体的にどのような考えで活動しているのかを紹介してもらいました。それに加えて、設計だけではなく、アニメや漫画に登場する建築を建築士の目線から解説する「アニメオタクの一級建築士が建築の面白さを徹底解剖する本」という書籍を出版されており、その書籍の中の建築について講演してもらいました。これまでの建築の形にとらわれない、プロデュースやプロジェクト開発を行っており、建築の幅を多様なアイデアで広げていっている活動に情熱を感じました。最後にノマドスの2人に、リアルタイムにスマホから意見を投稿できるスライドゥというプラットフォームを使い、質問などをしていました。多様な意見を会場内で共有でき、とても新鮮な一体感を感じました。

大懇親会については、立食形式であったこともあり、移動がしやすく多くの他県の方々と交流することができました。毎年恒例の各県PRでは、持ち時間3分以内で各県の魅力をPRし、最も魅力的を発信することができた県に景品が用意されるという新たな催しがありました。残念ながら、香川県は選ばれませんでしたが、来年度の中四国ブロック大会が香川で開催されるため、宣伝はしっかりと行いました。青年委員長も2年目になり、他県の方との交流も増えてきたと実感しています。

今年度の大会は、他県との交流を促す企画や多様な価値観を共有できるような分科会があり、虹というテーマ通りの楽しい大会でした。来年の香川大会に向けて、着々と準備をしていますが、今大会で経験したことをきっかけとして、魅力的な大会にできるよう青年委員会・女性委員会と共に話し合っていきたいと思います。

【青年委員長 藤堂 誠司】

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