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ACTIVITY REPORT

活動報告

【高松支部】建築士の日イベント報告 「つくりながら、夢はつくられる」

建築士の日イベント報告
「つくりながら、夢はつくられる」

高松支部・同青年部会、青年委員会では、建築士の日のイベントとして、子ども向け工作ワークショップ「ユメイエ。」を開催しました。「ユメイエ。」は、世界中のユニークな家のことや光や風を取り入れる居心地の良い空間について学び、参加者の子どもが思い思いに自分の夢の家をつくり、「その家でどんなことしたいか」を発表する、NPO法人プラス・アーツが開発した住教育プログラムです。今回は、永田宏和氏(NPO法人プラス・アーツ理事長)と建築家の畑友洋氏(神戸芸術工科大学准教授)を講師としてお招きし、青年部としても「ユメイエ。」の手法を習得するつもりで取り組みました。

ワークショップが始まるまでは、子どもたちが時間内に模型をつくることができるのだろうか、そしてそれをみんなの前で語ることができるのだろうか、等々、心配もありましたが、参加した17人のみんなが、自分が生み落とした形で”普通や常識”から解き放たれ、自分が発した言葉で”今ココ”を飛び越え、夢の家をどんどんつくり込んで、自分の言葉で、それにのせた思いを語る様子には、ものづくりの根源をみせられたようでした。プログラムが終わった後に、講師の永田さんがおっしゃっていた「つくりながら、夢はつくられる」という言葉に、このワークショップがどんな体験であるかが、あらわれているように思います。

参加した子どもの保護者からは「1つ1つの作品に素敵なコメントや本人も気づいていないことを教えていただき、嬉しいだけでなく自信にもつながったと思う」「親にとっても気づきのある機会でした」と満足いただくことができました。また、見学に訪れたある施設の責任者から、子どもたちのあまりに真剣な眼差しを前に、「ぜひ、うちでもこのワークショップをやりたい!青年部会さん、お願いします!」というお言葉もいただくことができました。

さらに、青年部会で今年度取り組んでいる瀬戸内海歴史民俗資料館(れきみん)の50周年を盛り上げるプロジェクトの観点でも、瀬戸内ギャラリー(第1展示室中2階)で開催する初めてのワークショップであり、れきみんが培ってきた時間も含めた空間の魅力を活かした企画となり、今後の活用の参考になったのではないかと思っています。

今回、参加者が製作した模型は、7月22日(土)から9月3日(日)まで行う展示企画「れきみんで建築を楽しもう」で、展示します。れきみんまで足を運びいただき、ぜひご覧ください!

(高松支部青年部会 豊田、庄子)  

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