新香川県立体育館(県立アリーナ)第2回見学会
新香川県立体育館(県立アリーナ)第2回見学会
前日までの小春日和とは打って変わり、粉雪が舞う中開催した体育館の見学会について報告します。今回は8月に開催した第1回見学会が好評であったため、午前と午後の2回に分けて開催し、私は午前の部に参加しました。
夏開催の第1回の時の工程は、メインアリーナの鉄骨建て方が主でしたが、今回は屋根も野地板を貼り終え仕上げに取り掛かっており、又、内部では観客席の床となるPCコンクリートの設置も進み内部空間のボリュームが分かる程の状況でした。
今回は業務委員の一員として運営側の参加したため、香川県営繕課の担当職員の方と話す機会があり、そこで聞いた話ですが、一般の方向けの現場見学会も多数行っているようで、香川県民の注目度が高い建物だということが伺い知れました。
現場見学ではMR(品質管理システム)を用いて躯体の状況を撮影するだけで、リアルタイムで仕上げ後の状況まで把握でき、完成後のイメージ映像を現場にいながら見れることに感心しました。(※MR(Mixed Reality):PCやタブレット端末で撮影した実際の映像にBIMデータを基に作成したCGなどを重ね合わせて表示する技術。)
また周辺環境について、将来的には新体育館を含め高松駅周辺の開発を進め、より一層のにぎわいを創出するため、人が安全で快適に歩ける都市空間の再編(プロムナード化)する予定とのこと。ますます年末の竣工、年度末の運用開始が待ち遠しくなりました。
(業務委員会 植松直樹)